緑なす日陰




ツーリングで、特に人里離れた山間部を走っているときかな。
コーナーの先の路面が、緑色が混じったグレーに染まっているときの驚きといったら!



そう、ヤツが侵食しているのです。







日本庭園で、池のほとりや石や岩肌が苔むしているのは美しく趣があります。


でも、です。


道路が苔むすってどういうことですのん?!


苔が自生するのは湿気が豊富にある日陰で、人の手に触れないところ。


奴ら、生命力はたくましく、
車通りの乏しく、うっそうとした森林を貫く山道や林道なのにアスファルト舗装してあるところでも、
水気と日陰があれば「定住」しちゃう
んですよね。

で、たま〜に訪れる、マニアックな道を求めてさまよう僕のような「にわか酷道ライダー」を待ち構えているんです。


何のために、って?

そりゃ、コケさせるためでしょ!(断じてダジャレではない)



あの苔は湿気をたっぷり含んでいるため、乗ったが最後派手にスリップさせられ、そのまま転倒、と orz

地味な存在なのに与えるダメージは絶大です。




ところが、こんなところでも緑色が存在してるんです。








分かります?これ京都市内の幹線道路なんですけど、苔が生えてます。
この場所、写真左の道は一方通行の出口で左折のみ可ですので、この場所は車が通らないのです。



そのため、どこからか飛んできた胞子が根を張り、増殖したのでしょうね。
日当たりも良いし、湿気も少なさそうなのに苔むしているあたり、苔の生命力の高さに驚くばかりです。



あ、車は通らなくても自転車の方はこの場所を通れますので、どうぞ滑らないようお気を付けください、特に雨の日などは(笑)。