道の上に道がある




他府県から車などで入洛される方々がよく口にされる京都市内の道路事情に

「道が狭い」
「交差点が多い」


があります。



まぁね。京の都の旧市街地の基本的なつくりは応仁の乱以降は変わってないらしいので、
車が行きかうことなど当然想定してませんし、

五条通など広い通りが一部にあるのは、昔はもともと狭かったのを、
第二次大戦中に空襲によって街が大きく焼失するのを防ぐために建物を壊して空間を作る
「建物疎開」したためなので、例外なんですよ。




逆にそういうのに慣れている京都人の僕にとって、他地域の都市部にお邪魔すると
道路事情にいろいろと違和感を覚えてしまうのです。



その違和感の際たるものが、立体交差
道は平面交差がアタリマエの僕にとって、道の上に道があるのはこんな歳になっても信じられないんですよね〜。



たとえば、第二京阪国道と京滋(けいじ)バイパスが立体交差する「久御山ジャンクション(JCT)」とか。
JCTって地図上では美しい形をしてますね〜↓







が、実際に地上で見ると、ウネウネしてる小腸のようにしか見えません orz ↓







これはまぁまだ高速の交差ですので良しとしましょう。
高速が平面交差して信号で制御されてたら笑うわ
(って、首都高には信号のある平面交差があるって聞いたことありますが、本当ですか?(汗))。



問題なのは一般道路同士の立体交差

名古屋市内をツーリング中、目的の交差点がいつまで経っても現れず、シビレを切らして地図を見たら
とっくに通り過ぎてるではないか。どこにもそんな交差点無かったのに。


引き返すと、なんと国道同士が立体交差していて、目的地は側道を降りた先にあった始末。
僕が走ってきた道はバイパスのような感じになっていて、他の交差している道もぜーんぶ立体交差でした。
さらに、その頭上には高速らしき道路があり、3重の立体交差
地図上ではどう見ても平面交差なのに…。「道路は平面交差」が当然である京都人の常識が崩れた瞬間でした orz




そんな中で、京都市内で数少ない一般道路同士の立体交差をお目にかけましょう。
伏見区桃山の国道24号線↓







京都市内の道路は「碁盤の目」が常識なのに、この道、曲がってます。
そしてその下には「大和街道」という別の道がありまして…↓






これだけで京都人は混乱します(笑)。しかも変な形で立体交差しているため、
側道に入ってしまうと方向感覚が狂って更に混乱(笑)。

で、そこにある標識がコレ。



【A】

  
(左:2014年、右:2020年)




【B】






【C】






パッと見では、どれも同じに見えてしまうやん。
もはや嫌がらせですわヽ(`Д´#)ノ



位置関係は次の通り。






結論:京都市内の道はやっぱり「碁盤の目」がいい。