どこでもいい汗流そう




一時期、スーパー銭湯にハマってました。

仕事で十分くたびれてるのに休みが少ないため、休日にアクティブなことをすると 疲労で次の日の仕事に多大な影響が出ちゃいまして。
週1日の休日を 体をゆっくり休めるのに充ててた時期があったんですね。
それで、癒しを求めてスパ銭に行っていた、と。




家の小さなお風呂では癒されないし、いわゆる昔ながらの銭湯では雰囲気が足りない…。
で、向かったのがスパ銭。
レジャーランドのような様々なスタイルのお風呂でゆったりと体を癒してやり、
併設のレストランでがっつりご飯を食べ散財をして帰る、と。
癒すというよりストレス発散になってるやん(笑)。




昨年(2021年)の春頃までは、軽いツーリングの目的地もスーパー銭湯になってたくらいですから、
僕の疲労は重度だったんですよ〜。

コロナ禍の緊急事態宣言下ですら、たくさんの方々が訪れていました。
大っぴらな外出をすると白い目で見られた当時、人々は僕同様に癒しを求めて手近なスパ銭を選んだのでしょう。




そのスパ銭において、絶対といっていいほど立ち入らないコーナーがありました。

サウナです。


狭く薄暗い板張りの部屋で、ストーブをガンガン炊いて熱した石に水をかけ、
蒸気でもうもうとした高温多湿の空間にじっと座って汗を流す…。
何人いようが誰もしゃべらない



「サウナでどっぷり汗を流して、すぐに水風呂に浸かるのが気持ちエエんやがな」と話すヤミツキの友人もいますが、
あの空間は僕にはとても耐えられない。

夏の熱中症に体を慣らすためにサウナに通っていたという人もいましたが、それじゃあ修行か拷問ですやん(笑)。




そんなサウナ、僕はともかく人気あるんですよね。

そこで、こんなん出来ました。







引退した路線バスを移動型のサウナにする。

しかも車体は神姫(しんき)バスのままってのが笑えます。
前方のドアに「サウナ出入口」と書かれているのも路線バスっぽくて◎。









バスって座席があるから狭く感じますけど、それを取っ払うと、ちょうどいいサイズ感の部屋に出来るんですね。
「定員」12人だと、後部3列ぶんがサウナなのかな?
「つぎ降ります」のボタンを押すとロウリュが楽しめるのも本格的で。



運営会社の目論見は「普段サウナに なじみのない方に興味を持ってもらうこと」らしいので、
僕の家の前にやってきたら、思わず入りに行くかも。
ただ、家の前の道が狭くて路線バスが入ってこれないのが問題ですが(笑)。



詳しくは「サバス」へ→ https://sabus.jp/



記事引用:京都新聞2022年4月3日付朝刊