元号→西暦(1ヶ所だけ)




ニホンには2種類の年号がありますね。


ひとつは、平成や昭和といった元号を用いた和暦
もうひとつは、キリストの生誕年を起源とした西暦


和暦(元号)は大化の改新(西暦645年)から使われ始め、平成までで231(個)あります。



ちなみに、今年は和暦だと平成30年。西暦だと2018年です。



これら2種類の年号、どう使い分けてます?



すぐに思い浮かぶところで言えば、
スマホやパソコンなどをはじめとするデジタル機器の世界では西暦オンリーですし、
文書などの日付は元号で記すのが一般的かな〜と思います。



でも、両者が混在しているのは正直言ってヤヤコシイですよね。



時として、西暦←→元号の変換が必要な場合ってありますやん。



●西暦(下二桁)→平成への変換は、

「(西暦(下二桁))−88」 (西暦1999年まで)
「(西暦(下二桁))+12」 (西暦2000年以降)



●平成→西暦(下二桁)への変換は

「(平成)+88」 (平成11年まで)
「(平成)−12」 
(平成12年以降)



で、一応求められますけど、度々こんなんやってたら頭が痛いわ、キーッ!(叫)



ま、僕は昭和と平成の両方を生きていますので、人生のターニングポイントになった年くらいは頭に入れてます。

西暦1995年 = 平成7年
西暦1998年 = 平成10年
西暦2011年 = 平成23年

…風な感じで。それ以外は暗算してます(笑)。




なお、現在の元号である平成は、31年4月30日をもって終了することが既に決まっています。
にも かかわらず、将来の事象に対し頑なに元号を用いているところでは、おかしなことが起こっています。


たとえば、東京オリンピック開催が平成32年だったり、
京都市役所の改修工事完了が平成34年だったり、
バイクの自賠責の有効期限が平成35年だったり…。


どれもこれも存在しない年ですやん!!



一つ前の元号「昭和」は天皇が崩御された日…、昭和64年1月7日で唐突に終了したので、
未来予想図として、それ以前に公表されていた文書などで、例えば「昭和66年」などと表記されたものは実際に存在していました。



でも、今回の「平成」は終了日が決まっているのに、それ以降も「平成」を用いようとする…。
おかしいですやん。




そんな中、元号をかなぐり捨て、西暦にシフトする公的証明書があります。

運転免許証です。

現在所有している僕の免許証を例にとりましょう。







記載されている日付はオール元号。混じりっけのない純粋なニホン仕様です。しかも「平成32年」って存在しませんし orz
これを外国へ持って行って身分証明書代わりに使おうものなら、
元号を理解してもらえず、偽造品かオモチャと思われ、有無を言わさずパーン(死)もありえますよ(笑)。


それが、次のようになります。







免許証の有効期限の「年」だけが、元号から西暦になります。
ニホンの運転免許を取得する外国籍の方が増え、彼らには元号では分かりづらいので西暦を導入する…のが建前です。


それ以外は元号のまま。両方混在させたらますますヤヤコシイだけではないか。これを外国に持って行って(以下略)。



どうせならすべて西暦表記にすればエエのに。



これを考えた奴の頭の構造をMRIで撮って…いや、包丁で真っ二つに切って直接見てみたいわ(笑)。
こういうところがお役所仕事やなぁ。



↓公務→民営化した郵便局は、「料金受取人払い郵便」のスタンプ部分を変更しましたよ。



(写真提供・銀次さん。ありがとうございます)




(それにしても、運転免許証の例で必ず出てくる「日本花子」さん、全部の免許を取得してますやん(驚)。
 でも、二輪も二種免許も 取得日がゼロのオンパレードなのは…もしかして偽造?(笑))