上空から見た「腕を磨く道」




新年一発目のコラムは運転免許を取る際にお世話になる、「あの道」から。






泣かされましたね〜、この道には。


教習時に渡された、
修了検定やバイクの卒業検定のコースの白地図と延々 にらめっこした事が蘇ります。


8の字では上手いことバイクをバンクさせられず脱輪したり、
クランクではブレーキを使いすぎてエンストして、ハンドルを取られてボテッとコケたり。

急制動でリアブレーキがロックしてそのまま転んだり、
一本橋がなかなか渡り切れなかったり、
スラロームのポールを飛ばして走ったり。

一旦停止を素通りして教官にマイクでどやされたり。


車でお世話になるS字カーブではアクセル踏み込んでイケイケで走って教官をヒヤヒヤさせたり、
坂道発進ではブレーキの緩め方が甘くて、アクセル踏んでるのにいつまで経っても発進出来なかったり。

車庫入れ縦列駐車では縁石に乗り上げたり、バックしすぎて後ろのポールに当たったり。

大型二種でお世話になる鋭角の道。フルサイズのバスでここを走らされてフン詰まりになった方もいるのでは?




…そんな様々な思いが詰まっている教習所や試験場。

僕が3回も卒業した某教習所は近々なくなるとの話も。


もう僕はこの道のお世話になることはないと思うんですけど、なくなるとなると愛おしく感じます。


そして、これからチャレンジする方、こんなヘンテコリンな道がなんだ〜!の気持ちで挑んでくださいね。
あ、アクセルの開けすぎにはくれぐれもご注意を。



記事引用:京都新聞 2016年11月10日付朝刊