雨天走行時ノ大敵
雨降りのときにバイクに乗ってて、一番怖いことって何でしょうか。
視界が悪くなる、ブレーキの効きが悪くなる、などなどあります。
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フルフェイスやジェットヘルを被っているなら、
メットのシールドにシリコン系の撥水剤を塗るか、車のワックス(研磨剤が入ってないやつ)を塗ると、
水をはじいてくれ、ある程度視界を確保できます。
僕は、安価にワックス派ですが。
シールド内側も吐息で曇りますので、
食器洗い用洗剤を水で薄めた液を塗るか、走行時にシールドをわずかに開けて外気を入れてやるといいでしょう。
あとは、「手ワイパー」で乗り切れ!!
半ヘルの方は、雨しぶきがモロに顔を打ちつけ、まともに前も見えず危険です、
とてもじゃないですが走っていられないと思います。
ですので、半ヘルは卒業してフルフェイスかジェットヘルを買いましょう(笑)。
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ブレーキの効きが悪くなるのは、ブレーキディスクやブレーキドラムに水がつくために起こる現象なので、
普段より速度を控えめにして頻繁にブレーキを掛けて、
ブレーキの効きの感覚に慣れることで、対処しています。
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でも、それ以上に僕が恐れるのは、
スリップしやすくなること、です。
以前からある、安っぽいアスファルト舗装だと、少しの雨でも水たまりが出来、
ちょっとしたはずみでスリップするなど恐怖の連続でした。
でも、最近開発された舗装(真っ黒い舗装、「透水性舗装」)だと、
そこそこの雨なら道路に浸透し、路面に水が溜まらず快適に走れるようになっています。
ロードノイズも吸収し、騒音公害の減少にも一役買っています。
僕の家の近所だと、国道1号線と三条通の九条山越えなどが、雨が浸透する舗装になり、助かっています。
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舗装は確かによくなりましたが、それ以外は進歩したでしょうか。
いいえ、してませんね。
「それ以外」って?
毎度おなじみの、
マンホールのフタ、コンクリートのドブのフタ、横断歩道や路側帯の白線、鉄板、水たまり、凍結路…。
わざわざバイクをコカすために作ったやろ!と思いたくなる「強敵」の数々。
横断歩道や路側帯の白線、アレも以前より性能がよくなり、
夜間時に遠方からでもはっきり見えるように改良されています。
が、かえって塗装が分厚くなり、オマケに滑りやすくなりました。
雨天時の渋滞道で、路肩に引かれた白線をまたぎながら走るのも、冷や汗が出ます。
これらは、今の僕では完全攻略の術がみつけられません。
毎日通勤・通学で走る道なら、危険なマンホールの場所など覚えればいいでしょう。
僕もいくつかは覚えていて、そこだけは神経を使っています。
でも、初めて行く所など、どうしたらいのでしょう?
カーブからの立ち上がりでは、車体のバランスを立て直すためにアクセルを軽く開けてやるのが普通
(意識してなくても、皆さんやっています)ですが、そこにマンホールのフタが突如現れ、避けられなかったら…、
避けたとしてもそこに車が走っていたら…。
考えるのもおぞましいです。
カーブの途中にマンホールのフタがあるなんて、バイクのことを何も考えてくれてない、嫌がらせそのものです。
僕はそれで何度でもスリップして、そのたびに寿命が縮んでるんですからね。コケたことがないのが奇跡なくらいです。
これらが「改良されない」のは、国土交通省だか、旧・日本道路公団だか知りませんが、
彼らの「バイク撲滅」の陰謀ではないかと余計な疑念を持ってしまいます。
考えすぎやね、きっと。頭でっかちの「キャリア」なヤツらにそこまで知恵がまわるはずがない(笑)。
道路族議員も、自分の地元に高速道路を!とか私利私欲な寝言言ってないで、もっと地に足着いた活動してくれへんか?
まったくもー、スリップしてコケて死んだり半身不随とかになったら、
化けて出て国土交通大臣だか旧・道路公団総裁だかに取り憑いてやる〜(-_-x)