かたやOK、かたや厳罰




生活必需品といっても大げさではないアイテムである、スマホ
以前はパソコンがその座に君臨していましたが、いつの間にか立場が入れ代わってしまいました。



だって、便利過ぎるんやもん。何でも手のひらの上でこなせるし。
目下、時間の隙間を埋める、究極のアイテムと思っています。


ちょっと時間があればスマホに手が伸びるでしょ?

歩きながらでも、電車に乗っていても、コンビニでレジ打ちしてもらっている間でも、
アナタの視線は小さな画面の電脳世界に夢中(笑)。


そういうわけで、将来的に車だって自分で操作する必要が無くなり、勝手に運転してくれる時代が近いことを見越して、
道交法が改訂されることになりました。



システム(AI)が基本的に運転を担う「レベル3」の車の運転中に
スマホの操作をOKとする。




車が完全な自動運転(レベル5)になっても、「運転」の責任はニンゲンにあるため、
「運転者」は道交法の適用を受けます。


が、実際にはAIが勝手に運転してくれるので、法律上の「運転者」はすることがない、と。
始発駅から終着駅まで完全な自動運転なのに、なぜか運転席に座らされている 某市の地下鉄某線の運転士みたいになるわけですね(笑)。



超ヒマなわけです。



すると、ニンゲンは時間の隙間を埋めるべくスマホを触る…間違いないですやん(笑)。
まぁ、それでも構いませんよね。運転席に座っていても、すること無いんやし。
そのかわり、車の運転の記録装置の搭載と、データの保存の義務が生じますが、
その程度のプライバシー侵害も構いませんよね、代わりに堂々とスマホに没頭できるんやし。



それと引き換えといいますか、
現在運用されている、アクセル・ブレーキ・ステアリングのうち2つまでをシステムが担う
運転支援(レベル2以下)車の運転時には、スマホ使用の罰則が大幅に引き上げられます。
反則金も罰金も値上がり
ですよ!




今日の仕事帰りにも、直前を走行する車が中途半端な走り方をしてるので、
追い抜きざまに運転席を覗き込んだら、バッチリ電脳空間に侵されていました(笑)。



この両者のスマホ待遇の差。それが同じ紙面に載っているのが印象的です。





スマホを餌に自動運転車が爆発的に普及…なんてのは、スマホ依存が肯定されるようで空恐ろしいなぁ。



ちなみに僕は、ちょっとした時間の隙間は、ぼんやりして心に安らぎを与えていますよ。
目や脳だって休ませてあげないと、疲れちゃいますもん。




記事引用:京都新聞 2018年12月22日付夕刊