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↑文字化けではありません。ふざけてもいません。
コラムのタイトルは最も有名なモールス信号です。
これはSOS。 「助けて」の意味です。ま、いまさら言うまでもないですね〜。
モールス信号は単音と長音でアルファベットを表現していまして。
救難信号は覚えやすく緊急時に打ちやすいことから「SOS」が採用されています。
なのでこの文字自体には何の意味も無いんです。
モールス信号の国内での使用は終了していますが、
今でもモールス信号音が日常的に使われているものがあります。
実際に耳にしたこともあるはずです。むしろ、無いとは言わせへんど。
ソフトバンクの携帯に電話をかけると呼び出し音の前に鳴る「プププッ、プププッ」、
ワイモバイルのPHS(旧ウィルコム)に電話をかけると呼び出し音の前に鳴る「ププープー、ププープー」。
前者はソフトバンクの頭文字「S」のモールス信号(「・・・」)。
後者はウィルコムの頭文字「W」のモールス信号(「・−−」)なんです。
は?!聞いたことが無い?!まさか通話無料のIP電話ばっかり使ってるんじゃないでしょうね?!
そのモールス音が聞きたい方は、僕宛に電話をかけると「ププープー、ププープー」が聞けますよ(笑)。
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「SOS」という文字は列車でよく見かけますね。
緊急停止ボタンのところに大きく目立つようにそれが書いてあります。
これは、かつて車内事件が起こった際に、乗客の誰もが何も出来なかった教訓から、
躊躇わず緊急停止ボタンを押せるようにと改善されたものです。
ところで、バスの後部にLED表示でこんなの表示されてますよね。
このLEDを近づいてよく見てみると…。
違う文字が隠されているの、わかりますか。
これも、かつてバスジャックされた際に、乗客乗員の誰もが外部へバスが乗っ取られたことを知らせることが出来なかった教訓から、
運転士がボタンを押すと この表示が出るようになりました。
行き先表示板等がLED式だと、そこもSOSと表示されます。
車内にいる犯人からは見えない点が◎。
最近の観光バスの後部には、謎の青いランプがあるんですけど、
それも、SOSのマークでした。
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ある日の夕暮れ時、仕事帰りのこと。
遠くのほうから近づいてくる対向のタクシーの様子が何か変です。
よく見ると、トレードマークであるハート形の行灯が赤く点滅し、
「空車」や「賃走」と表示されるところが赤で「SOS」と表示されているではないか!
すれ違う瞬間、運転手の顔をチラと見ましたが、表情に緊迫感はなさそう。後部座席はプライバシーガラスのせいでよく見えない。
緊急ボタンをうっかり押しちゃったのかもしれないと我関せずを決め込もうとしましたが、
本当に助けを求めているのかもしれない!と考え直した僕は、すぐ近くの交番へ駆け込み、
お巡りさんに110番をしてもらいました。
僕の連絡先は伝えておきましたが、その後連絡はありませんでしたので、きっと何かの間違いだったのでしょう。
それはそれでよかった ε-(´∀`*)ホッ
身近にあるSOS。でもリアルで見るとドキドキしますね〜。
そのタクシーも緊急ボタンを押したことは記録に残ってるでしょうから、運転手さんは会社に帰ってからこってり絞られたことでしょう(笑)。
あのタクシー会社厳しいからなぁ。