寂しくたって、クルマが慰めてくれるさヾ(゚ー^*)
AIという言葉をはじめて知ったのは、僕が中学生のときに発売されたファミコンのドラクエIVで、でした。
いわゆる「人工知能」のことで、
ゲームの中でコンピュータが自律的に考え行動する…、そんなことが出来るんや!と驚いたことを思い出します。
ドラクエIVのAIは
戦闘シーンにおいて、主人公(プレーヤー)の「戦闘方針」(ガンガンいこうぜ、いのちをだいじに、じゅもんせつやくetc)に従い、
仲間が「考えて」戦うというものでした。
ただ、それまでのドラクエIIやIIIのように、
主人公が他の仲間の戦い方を指図する…ということが出来ず、
仲間がプレーヤーの意図しない行動をしてしまうことがあり、
それによりパーティーがピンチに追い込まれてしまう…なんてこともありました。
不評だったのか、後のシリーズでは仲間にAI戦闘をさせない従来通りの「めいれいさせろ」が追加されました。
それから約四半世紀が経ち、AIは生活に自然に入り込んできていますよね。
たとえば、
ロボット掃除機の「ルンバ」のAIは、
備えられたカメラで部屋の間取りをみて、どこに何(家具など)があるのか、よく汚れているところはどこかなどを「学習」し、
何度も掃除しているうちに効率よく掃除が出来るようになります。
我が家にはありません。
Wi-Fi接続できる調理家電、たとえばオーブンレンジ「ヘルシオ」は
AIとインターネットを駆使して、食事のメニューを提案したり、調理履歴から“肉料理が最近多い”などおせっかいな指摘もします。
我が家にはありません。
エアコンでは、人の動きをAIが学習し、
どの人がどの時間帯に部屋によく居るかや、どの位置に人がいるかを判断し、
スポット的に冷暖房を効かしたり、人がいないと判断したら、自動的にスイッチを切ったり出力を抑えたりします。
我が家にはありません。
介護福祉施設などで人気のある「ロボホン」などの小型セラピーロボットや、アニマル型ロボットのAIは
カメラで複数の人を判別し、話しかけると言葉を理解し、返答したり、場を盛り上げたりしてくれて、介護福祉士の手助けをしています。
我が家にはありません。
ウチにはAI使ってる物なんて ひとつもあらへんねん!!
長いホースの掃除機で手動で掃除して長く伸びたコンセントは邪魔やし、
温め/解凍だけのダイヤルタイマー式のレンジやし、
スイッチ切り忘れてもずっと動きっぱなしのエアコンやし、
ニンゲン以外で喋るのはインコと九官鳥だけで十分や!!(゚Д゚#)
あー、すっきりした(笑)。
そんな我が家には全く入ってきてないAIを車にも採用しようという動きがあるようです。
コンセプトカーはトヨタとホンダが出してきました。ここではトヨタの例を取り上げた新聞記事を貼っておきます。
要約すると、車が運転者の感情を読み取って話しかけたり運転支援をする…らしいです。
なんと言うのか、どこかのSF映画みたいになってますやん(笑)。
車って窓を閉め切ってしまえば外界から切り離された特別な空間ですよね。
そこをよりプライベート空間化してしまうのか…。
たまに運転に激情を持ち込んでる人を見かけます。
そんな人が運転席に座ったら、未来の車は気持ちを酌んで諌めるのか、それとも自動運転に反映させるのか…。
どっちにしても、運転には私情ははさまず、冷静でいて欲しいものです。
記事引用:毎日新聞 2017年1月5日付夕刊