ベースはシエンタ




タクシーというと、セダン型のイメージが強かったと思います。

ですが、最近こういう形の車をよく見かけます。








何ともいえん形。レトロというか。


車高も高いし、スライドドアです。
車に乗り込むというより、椅子に座る感じの座席ポジション乗り降りしやすそうです。
後部のトランク部分も容積が十分にあり、スーツケースなど大きいものも乗せやすそうです。



セダン型は大柄な人やお年寄りなどは屈んで乗り込むのが少々辛そうです。太ってる僕もお腹がつかえてしんどいです orz
特に上座にあたる、後部の右端の座席は左から乗ると行き辛いので、車体を全面的に変えたのはいいことだと思います。




で、その名は「JPN TAXI」(ジャパンタクシー)。
そのまんまやないかい(笑)。




何でこのような車が登場したかというと、
2020年に開催されるはずだった東京オリンピックに向けて、インバウンド需要や移動のバリアフリーを目的に開発されたと聞きます。


まぁ、肝心のオリンピックはコロナ禍により1年延期された上に無観客で行われ、
JPN TAXIが果たすはずだった役目が何一つ達成されなかったのは気の毒なので、
知らなかったことにする(笑)。




ちなみにニホンのタクシーは専用車台で作られてなく、ベース車があります。
セダン型は王冠マークがついた「クラウンコンフォート」、またはトヨタマークの「コンフォート」という車名ですが、
ベースはクラウンではなく、なぜかマークIIです(笑)。







京都の大手タクシー会社・MKは、
大型セダンからミニバン、BMWや現代(ヒョンデ)といった外車に軽EVまで取り揃えていますが、
JPN TAXIは持ってないようです。

(MKの無駄に充実してるラインナップはコチラ→ https://www.mk-group.co.jp/kyoto/taxi



が、代わりにベース車は持っています。
コチラ、2代目シエンタです。









わざわざ大正デモクラシーみたいな中途半端なレトロ車にせずとも、
この2代目シエンタのままでよかったと思うのは僕だけでしょうか。




↑JPN TAXI(左)とシエンタ