陸の孤島の活用策
今年(2018年)も2月18日に、京都市内を舞台にした市民マラソン大会「京都マラソン」が盛大に開催されました。
昨今の健康志向の高まりにより走ることがブームとなり、各地で大会も新設されていますね。
マラソン…もとい、走ることは、他のスポーツのように特別な道具等が必要なく、
一人で好きな時間に出来るので手軽でいいですよね。
市民マラソン大会、特に都市型マラソン大会は、普段走ることの出来ない街中の車道を走れ、
沿道にたくさんの観客が来ることから人気があります。
ただ、良いことばかりではないです。
たとえば、京都マラソンの場合だと、
市街地の道路を短いところでも1時間程度、
ゴールに近いところでは最大6時間以上も通行規制されてしまうんです。
こうなると、交通に多大な影響が出ます。
歩行者や自転車、バイクの方はコースを横断できるポイントが多数設けられていますが、車はそれが出来ません。
なので、コースを迂回することになります。
酷いところの例をひとつ挙げると、
千本北大路の北にある佛教大学から、マラソンコースである北大路通りを挟んだ千本北大路の南側のスーパー・イズミヤまで車で行く場合、
直線距離で500mもないところを、市街地の北の端っこを
ぐるーーーーーっと大回りさせられ、
30分はかかります。
こんな有様ですので、
当日の交通規制中は、車の方はどこを走ればいいのか分からず右往左往してましたし、
周辺店舗は人や車の動きがストップし閑古鳥が鳴いてました。かわいそうに。
そういう状況を逆手に取った取組みが紹介されていました。
普段、そこそこ交通量があるR162・周山街道が事実上通行止め状態となり「陸の孤島」になるのを利用して、道路清掃を行う。
ええアイデアやなぁと思います。
しかし、結構ごみが落ちてるものなんですね。
そういや、僕も見かけますよ。
車の窓が開いたかと思うと、そこから手にした灰皿をひっくり返し吸い殻を撒き散らす…。
車の窓が開いたかと思うと、空き缶が飛び出して植え込みの中に落ちる…。
道路や道端の植え込みや中央分離帯をごみ捨て場と勘違いしている奴がごみの数だけいる…。
そんな奴は駆逐され、住民の皆さんが手を煩わせるようなことのない、いつもきれいな道路にしたいものです。
記事引用:京都新聞 2018年2月2日付朝刊