ティンクル、ティンクル、テールランプ
タイトルは、ある漫画へのオマージュを込めてつけました。
さて、車やバイクの灯火類は、本来の使用方法だけではなく、
他車(者)への意思表示をする手段としても使うことがあります。
たとえば、
右折待ちの対向車にパッシングをすると「お先にどうぞ」だったり、
道を譲ってもらったときのハザードランプ点滅は「ありがとう」だったり、
チンタラ走っている先行車にクラクションを鳴らし続けるのは「さっさと退かんかい このスットコドッコイ!」だったり。
(↑コレ「灯火類」と違うやん…とかツッ込まないように(笑))
これらは法的に定められたものではなく、交通社会上の暗黙のルールなわけですが、
灯火類の点灯方法に、新しく法的なルールが設けられているのをご存知でしょうか。
どういうものかと言うと、ここでコラムのタイトルが生きてくるわけですよ。
テールランプが何度も瞬くんです。
ちなみに手動で瞬かせるのではなく、ある動作をすると勝手にテールランプが瞬きます。
僕はまだそれを見たことがありません。
ほとんどの方は見ることがないと思いますし、見せることもないと信じたいです。
なぜなら、急ブレーキをかけたときに、後続車に急減速を知らせるためのものだからです。
正式には「緊急制動表示灯」と言います。
多分、運転者のポカミスにより自動ブレーキが作動するような緊急のシチュエーションを想定しているのでしょう。
そんなのがしょっちゅうあったら困るわ実際。
この仕組み、車のみのものでしたが、2017(平成29)年2月9日以降は、バイクにも搭載できるようになりました。
バイクには自動ブレーキがありませんので(あったら怖いわ)、
ABSの作動やタイヤがロックするような急ブレーキの際に瞬くのだと思います。
でも、今後とも見かけることがありませんように。
それと、そういうシチュエーションにならないよう心がけたいですね。
参考記事:response.jp 2017年2月10日付配信記事