時速15kmの大行進




「ニホンの台所」だったらしいですね。東京の築地市場って。
その台所が3日前(※コラム掲載日基準)に営業を終え、あたらしい豊洲市場へ移転します。

引越し作業が始まったとニュースで大きいめに取り上げられてます。
が、関西人の僕にはどちらも馴染みがありませんわ…。



これらは中央卸売市場といいます。



市場といっても、僕たち一般人が買い物に行くような市場ではありません。
生産地から運ばれてきた野菜や海産物などの生鮮食品が一同に介し、
仲買人が競り落とし、それをスーパーやホテル、飲食店など消費地へと向かわせる、業者のための食の中継地点です。


そこで活躍している乗り物があります。



ターレットと呼ばれる、構内での運搬に使われる車両です。


縦にしたドラム缶と鉄板を繋ぎ合わせたような、独特な形の3輪車で、立ち乗りが基本。

ドラム缶の径と同じサイズの大きなハンドルが上部についていて、
手前に倒すようにするとアクセルになります。

ドラム缶の下にある前輪が360度回転するので、後輪を軸にしてコンパスのような小回りも可能。



たいていは構内専用ですが、ナンバーを取得すれば公道も走れます。
その際につくのは小型特殊の小さな緑色のナンバー。

つまり、原付以外の運転免許があれば乗れるんです。




築地→豊洲への引っ越しは荷物だけではなく、このターレットも動かさなくてはなりません。
築地が営業終了した翌日未明、大移動が始まりました。

新聞記事を3つ貼り付けときます。



毎日新聞





京都新聞





読売新聞




(※毎日と京都が同じ文章になってるのは、もしかしたら通信社からの配信記事なのかも)



恐ろしい台数のターレットが走って行きます。
ただ、小型特殊の規定もあって最高速度は15km/h

映像を見てると、電動が多いのか、静かでのんびりとした大行進でした(笑)。


なんともいえない愛嬌のあるスタイル。面白そう!僕も乗ってみたい!




記事引用:毎日新聞、京都新聞、および読売新聞 2018年10月8日付朝刊