VIP待遇のそのスペースは



意味が分かりにくいタイトルですが、僕の頭ではこれが限界です。
文章を読んで よりベターなタイトルがありましたら提供してくださいオネガイシマスm(_ _)m


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僕がHPに掲げる「交通社会人」の中で、車を操れる弱者について、少し語ってみようと思います。



スーパーやデパートをはじめとする商業施設や観光地には欠かせないもの、

それは駐車場

車がないと生活できない郊外やいわゆる田舎だけでなく、都市部でも車での移動がより多くなっています。


それもそのはず、都市部から程近い郊外に建設されるショッピングモールなどは
最初から車での来店を前提にしていますからね。
街中では地価や面積などの問題で大規模な店が出店出来ず、安価で広い土地を求めて街の外へ外へと向かう傾向は
バブル経済の終焉のころから始まったように思います。



車で来店し色んな店を楽しみ、買ったものをそのまま車に積んで帰る「ドア・トゥ・ドア」……、究極のズボラ作戦ですね。
こういう買い物スタイルはもともと車社会のアメリカで発達したもの。それがニポンでも受け入れられた、と。
あんな運動不足肉devがはびこる国のマネとは嘆かわしい。


我が家は数年前まで車がなかったので、公共機関で出かけて、たくさんの荷物を抱えて電車やバスに乗る…
不便で仕方がありませんでした。
それが今や…。僕も「ズボラー(ズボラer)」の一人になってますわ(笑)。



そういったところの駐車場の広さはハンパじゃないですよね。
京都市にはジャスコや近鉄MOMOなどばかデカいショッピングモールがあり、
休日ともなると2000台、3000台も停められる駐車場が一杯になり、周辺道路にあふれた車で慢性渋滞なんてのも茶飯事です。
本題とはそれますけど、そういうところは、バイクの駐輪スペースも屋根つきでしっかり作ってあるのでありがたい。

両方とも郊外ではなく街中にあるのは例外として…(^^;)



その数千台も停められる駐車場の中でも、一部に優遇された場所があります。

そう、身障者用駐車スペースです。


それは大体入口のごく近くにあり、体の不自由な方でも楽に乗り降りできるように駐車の枠も大きく取ってあります。
段差もなく、段差があってもスロープがあったり。
店に向かって点字ブロックも引いてありますし、もちろん入口は専用自動ドアが。
屋外の平面駐車場だとそこから店内へ屋根もつけてあり、至れり尽くせりのおもてなしです。

これは法律で義務付けられているんですよね。
体の不自由な方(特に下肢が不自由だと)にとって車はなくてはならない道具ですし、
全ての方に買い物を楽しんでいただきたいという店側の配慮も見えます。

いわゆる「バリアフリー」ですね。



しかし、身障者スペースに停まってる車を観察してみると、
どうみても健常者が我が物顔で使ってるシーンに遭遇すること、ないですか?


・荷物満載の店のショッピングカートを車のところまで押してきて、荷物を車に積んだ後はカートはそのまま放置する、
厚かましそうな風体のオバハン。
・所得に不釣合いな高級車を低級に改造した車から降りてくるジャニーズまがい小僧や崩れギャル。
・ほかに駐車する場所がないからと堂々と停める脂ぎったオッサン。



僕は本当にこの場所を必要としている方が停めているのをほとんど見たことがありません。
お前らは一番遠い場所に停めろや!
こういう頭の悪い人に注意すると逆ギレされたり刺されたりしてこっちも害されますので基本的に放置(情けないけど)。



そして、スーパーや道の駅の駐車スペースに掲げられた看板↓


   



こんな言葉をわざわざ書かなきゃいけないほど自分勝手な野郎が増えてるってことでしょ。
ニポン人が誇ってきた道徳心や恥ずかしさって、どこへ行っちゃったんでしょうねぇ。

空いてるからエエやん、ってレベルの話をしなきゃいけないのなら、なおのことみっともない。
少なくとも、このコラムを読んでる健康な方は身障者スペースに停めてないことを信じていますし、
僕はたとえ満車でも、そこには間違っても停めませんよ。
良心にかけて。