国民のためのカブトムシ




↓これ、なんてクルマですか?



ボンネットにフォルクスワーゲンのエンブレムがついてるけど、
ワーゲンにこんなクルマ、あったっけ?




↓では、これは、なんてクルマですか?



わかった!ピカチュウ!!(笑)


これの黄色モデルの屋根に「耳」を付けて「ポケモン」の主人公、ピカチュウ仕様にしてるのを
見たことがあるかもしれませんね。




↓では、これは?





これなら分かりますよね?
そう、おなじみのビートル


フォルクスワーゲン(ドイツ)のクルマです。

英語でカブトムシを表し、特徴的なデザインで世界中で知られている名車中の名車ですね〜。
1938年〜2003年まで、全世界で2150万台も生産された息の長いモデルで、
単一車種の車の生産台数としては、文句なしの世界一です。




そして、上に挙げたクルマはすべてビートルだったんです(笑)。

ちなみに、ピカチュウ型は1998〜2010年まで生産。
65年間も生産された初代に比べるとエラい短命ですやん。




その「カブトムシ」。80年にわたる生産が、先日終了しました。






最後に生産されたのは、伝統的なカブトムシ・スタイルではなく、
流行りの「ワイド&ロー」を取り入れ、幅を広げすぎたせいでビートルの雰囲気がどっかに逝ってしまった、
2011年からのモデル(3代目)です。



記事にもありますように、もともとビートルはナチス政権の国民車(フォルクスワーゲン)構想として生み出されたもので、
これで、その役割を終えたってことでしょうか。



次はどのクルマがドイツの国民車の座につくのでしょうね。




記事引用:毎日新聞 2019年7月12日付朝刊