歩道 【バリア】 車道
結局、謎のタイトルになってしまった(笑)。
------
コラムの下書きでネタは練れた。
でもタイトルをいくら考えても しっくりこない。
ならば、僕の主張をストレートに表現してみてはどうやろ?
それで出来上がったのが、このタイトルってわけや。
では、早速 僕の主張する「バリア」をお目にかけます。
どこに行ってもありますよね。歩道と車道を隔てる段差。
交差点など車道を横断するところで歩道が途切れる場所には、段差が、段差が、段差が…。
なんでわざわざ段差をつけるの?
僕はTVゲームの中で「バリア(barrier)」という言葉を知ったために、
敵の攻撃を防ぐ強い盾のようなイメージがあったのですが…。
本来の意味を長いあいだ知りませんでした。
まさか、「障害」「障壁」といったネガティブな意味ばかり持つ単語だったなんて…。
まぁ、ニホン語化している派生語のバリケード(barricade)が障害物って意味なので、
そこから考えたらバリアも良い意味では使わへんよなぁと合点もいきますが。
自転車で走っていると、この段差でガタンとなったり、ハンドルを取られたりする。
走り心地も悪いし、転倒する可能性もありますわ。
細いタイヤだと「リム打ち」といって、段差でチューブがリム(ホイールのことね)に強く当たりパンクすることも。
ベビーカーを押している方や車いすの方が、段差を乗り越えるのに車輪を持ち上げたりしてバランス崩したりしてるじゃない。
住宅や病院、公共施設などでは、床に段差が無い「バリアフリー」が一般的になっていますが、
(ちなみに我が家はバリアフリー設計が登場する直前にリフォームしてるので、バリア(段差)だらけです orz)
車道と歩道の間には未だにバリアがある。
なんで無くならへんのん?歩道利用者にとっては迷惑以外の何物でもないのに。
理由のひとつに、
車の運転者が段差でもって歩道か車道かが分かるようにするため…と聞いたことがありました。
ホンマかいな。どこまでいっても車優先なのか?!
けれど、僕は真実が知りたい。
ネットの世界をさまよってみると、道路を管轄する国土交通省のHPに載ってました。
http://www.mlit.go.jp/kisha/kisha02/06/061218/061218_3.pdf (※PDFファイルです)
↑の「項目2」(3ページ目)をご覧ください。
実は、目の不自由な方が白杖によって歩道と車道の境目を分かるようにするため、
わざと段差を設けているそうです。
視覚障害者への配慮って点字ブロックだけではないんですね。
車優先という理由はガセネタと判明(笑)。
最近では段差にしないで傾斜をつけてるところもありますし、
完全フラットにして、縁石に溝をつけて歩道の端にいることを意識させるところも見かけました。
こういう施工が進んで、全ての歩道利用者が快適に行き来できる
真のバリアフリーになればいいんですけどね。
こんな風に↓
あ、バリアフリーが進んだせいで、逆にちょっとした段差などでつまづくお年寄りが増えてるそうですよ。
それはそれで困るわ。足をしっかり上げて歩いてや〜。