未来型電動スポーツバイク、いざ出陣!




車の世界では電気自動車の値段がこなれてきたため、個人での所有がじわ〜っと進み、
僕の住む京都市内でも3ナンバー車のLEAF(リーフ、日産)や
軽自動車のiMiEV(アイミーブ、三菱)などをどこかしらで見かけるようになりました。



翻って、電動のバイクといえば原付規格のものばかり

それにデザインも所有欲をかき立てるものではなく、航続距離もかなり短い。
ガソリン車と比較しても費用対効果かが薄いからか、メーカーのやる気がないからなのか、
普及の兆しが一向に見られませんよね。



そんななか、スポーツタイプの電動バイクがお目見えしたとの新聞記事を見つけました。






バイクメーカーではとても考えつかないだろう突拍子もない…いや、独創的なデザインのバイク
漫画「AKIRA」に出てきたような未来型のバイクが現実になるなんて思いもしませんでしたよ。



ネーミングの語源は「色即是空」から来てるのかなぁ。
…の意味からだとすると、すべてを否定してしまう気が…(滝汗)。







(copyright by 毎日新聞)



サイズは国産の大型バイクよりも一回り大きい感じですが、
シート高は670mmとアメリカンのバイクみたいに低いです。

スペックは50kW/144Nmとなっていますが、なんてったってモーターですので、
アクセルを開けた途端に最大出力・最大トルクを発生するはずです。
加速はスムーズかつ暴力的に速いと思いますよ。



タイヤサイズは、フロントが150/60ZR18、リアが240/40ZR18…、
って、普通のタイヤ屋さんで売ってんのかコレ?(汗)




そして特筆すべきことは、これだけの性能を持つバイクなのに、普通二輪免許で乗れる(※)んです。

電動バイクには大型二輪と言う概念がなく(※)、
出力が1kWを超えるものはすべて250ccのバイクと同じ扱いになるんです。
(※コラム末尾を参照)



つまり、車検もないですし、自賠責も60ヶ月まで入れます(笑)。

遠い将来にハイパワーの電動バイクが席巻するようになれば、大型二輪免許もバイクの車検も不用(≠不要)になるでしょう(笑)。




ま、こういう自由な発想が出来るのは、やっぱり小さな企業ならではですね。
大きなメーカだったら株主の顔色を見て「売れるもの(利益の出るもの)」を作っちゃうかなぁ…と。



ただ、すべて手作りのため、
販売価格が初物のマスクメロンのようなご祝儀価格っぽいことになってますので、
さすがの僕でも買えませんわ(;´Д`)


どっかで試乗会でもしてくれへんかなぁ〜。音もなく猛加速するモーターの実力をぜひ体験してみたい!
(でもうっかり転倒なんてしたらエラいことになりそうやなぁ…)



参考資料:毎日新聞 2015年4月19日付朝刊&同日付ニュースサイト




※コラム掲載当時は電動バイクは最大で250cc相当でしたが、
 現在では、定格出力20kWを超えるバイクは大型二輪免許が必要となっています。
 ただし、維持に関しては250cc相当のままで、自賠責も60ヶ月まで入れますし、車検も必要ありません。