六地蔵めぐり(4月編)





京都は戦火を逃れ、歴史もある古い街ですので、
そのへんに寺社仏閣がゴロゴロしている(問題発言)ことはよくご存じかと思います。



同時に、いたるところの道ばたで「お地蔵さま」…、
いや、京都らしく「お地蔵さん」が佇んでいるのを見かけます。
大きいものもありますが、佇んでいるのは せいぜいスイカくらいのサイズのかわいらしいもので、
場所によっては これまた小さなほこらに祀られ、ご近所さんが花を手向けているものもありますね。



じゃあ、お地蔵さんって何者なん?と思いますが、
僕は、神仏の化身がさりげなく佇んでいるのだと思っています。

ですので、お地蔵さんの前を通るときは、通りすがりに頭を下げ、どうぞお見守りくださいと念じていますよ。




そんなお地蔵さん。
京都では8月22〜23日にかけて、家内安全や無病息災を願い
古都の6つの街道の入り口にある「地蔵堂」に安置されているお地蔵さんを順番に参拝する「六地蔵めぐり」が行われます。
これらは都の安泰のため、1157年に平清盛が安置したと伝えられています。


6つの街道とは、奈良街道、西国街道、山陰街道、周山街道、鞍馬街道、東海道です。
これについては、また別の機会にコラムにしますので、都と地方を結ぶ街道があるんやということだけ知ってくださるとありがたいです。


まぁ、六地蔵めぐりは、現代でいうところのオリエンテーリングかスタンプラリーと思ってもらえればいいかな(適当)。

六地蔵はJRや地下鉄、京阪の駅名にもなってますね。
どういうわけか、「六地蔵」という住所も含めて宇治市ですが (-_-x)



そんな真夏の暑い時期に巡るのは体に堪えそうなので、某年の4月初旬にロードバイク(自転車)で巡りました(笑)。
京都盆地の外周に位置する6ヶ所を回るのでそれなりの距離になるんですが、さすが春先、汗もかかずスムーズに参れましたよ (^ω^;)




実は六地蔵の御開帳は、六地蔵めぐりの2日間だけで、
それ以外は地蔵堂の戸が固く閉じられ、肝心のお地蔵さんを直接拝むことは出来ないんです orz
激レアキャラってところですかね。あ、課金しても他の日には見られませんよ(笑)。


なんということや。
えいまる様が直々に会いに来てやってるのに、当の本人が姿を見せへんとは!!(無礼)
季節外れの4月なんかに六地蔵めぐりしてる人は他にいるはずがなく、僕のお馬鹿ぶりが際立ってるんですが orz



せっかく写真を撮ったし、証拠にそれだけでも見せておくか〜。


大善寺(伏見区桃山町)



浄善寺(南区上鳥羽)




地蔵寺(西京区桂)




源光寺(右京区常盤)




上善寺(北区鞍馬口通寺町東入)



↑賀茂川の飛び石を渡る人達(ついでに撮っただけで本編とは特に関係ありません(汗))




徳林庵(山科区四ノ宮)



どれも居留守をきめこまれました(さらに無礼)。



ちなみに当日は六地蔵めぐりのバスツアーまであり、涼しく楽チンに回ることもできます。

全部回ったところでご褒美があるわけでもないですが(失言)、おまいりをしてお地蔵様のご加護を授かってみてはどうでしょう。



季節外れに参拝して放言している僕にはきっと罰が当たると思います orz





参考記事:おけいはん.net 京都ツウのススメ
https://www.okeihan.net/navi/kyoto_tsu/tsu201808.php