平安神宮
京都には有名な社寺仏閣がたくさんあります。
大小あわせて1000ほどあるっていうんですから、さすが「古都」京都。
重層なつくりの木造建築物、いにしえの力に恐れ入ります。
さて本題。
ここでは平安神宮を取り上げましたが、何故でしょう。
意外と知られていない事実が、ここには隠されているからです。
でっかい鳥居に、見事な本殿。
僕、「相棒」と通勤する際に、回り道をして、
わざわざこの道を通り、鳥居の下をくぐります。
爽快なんですよ。そうすることで、京都に住んでる優越感が味わえるから。
朝は観光客も通行車両も少なく、すがすがしい気分にもなれます。
京都の観光名所として、昼間は観光客で賑わい、
「チンチンバス」や「人力車」が行き交います。
鳥居の両側には「国立近代博物館」と「京都市立美術館」が、
鳥居のたもとには、京都の水を運ぶ「疏水(そすい)」。春には桜並木が出現。
満開の疏水べりを歩くと、やがてあの鳥居が見えてくる。
神宮のすぐ南に、「京都会館」「勧業館(みやこめっせ)」そして「岡崎公園」。
最高の一角です。何も知らなければ。
でも、僕はある面で冷めています。
古都京都にあるまじきかな、平安神宮は「平安建都1100年を記念して」1895年に建てられた、
似非古風建築物なんです!!
この事実を知ったのは数年前で、「そんなアホな」とうろたえた記憶があります。
東寺が建った平安時代前期や、金閣・銀閣が建った室町時代中期より、うーーーんと後世の、近代のものだったとは!!
それまで平安神宮が好きだった大学時代の友人に話すと、興味を無くしてしまいました。
だから、僕に京都案内をさせると、ここは必ず外します。
記念して造ったものを案内するのは、本当の「古都・京都案内」に反するかなと思うしね。
更にショックなことに、本殿の東隣はホテル街なんですよ。
風致地区のために、通り沿いに大きな看板は立てられず、小さいものが目立たないように立っていますが、
そこから中に入ると驚愕のエリアに突入です。
その建物も背の低いものしかアカンので、周りからはラブホがあるのは全く見えない寸法ですが、
やっぱり驚愕のエリアは実在します。
こんなのヤです!
神の司る所と、性交渉の場が隣り合わせ。
これって、神一重?!