NEW「狛○」シリーズ登場!




このコラムを書いている今日は2012年12月31日

明日はお正月



お正月というと初詣ですが、明日どころか、三が日は有名どころの神社は参拝者でごった返しますよね。

何が悲しくてわざわざ人波に揉まれながら行って疲れなアカンのんや?



人ごみが大の苦手な僕は、今日サッサとお参りを済ませてきました。

フライング初詣ですわ(笑)。




さすがに前日だけあって、
年明け早々の深夜から阿鼻叫喚の地獄絵図と化している平安神宮や下鴨神社もとっても空いていまして、
ゆっくりお参りできました。

お札をを売ってる店もガラガラで、じっくり品定めできました。

参道を牛歩戦術みたいにノロノロ歩く必要ないし、
バイクで堂々と本殿のそばまで乗りつけられますよ(笑)。

フライング参拝万歳!




さて、神社というと狛犬ですよね。

もともとはインドで仏像の守護獣として、獅子2頭の彫刻が置かれたのが始まりだそうです。
その後、仏教伝来とともに日本に伝わりました。

中国には鎮墓獣(ちんぼじゅう)という空想上の一角獣がいて、これが日本で狛犬となり、
なぜか獅子の守護獣と組み合わさったと考えられています。




ところが、京都市内には犬以外のものが鎮座しているところがあるんですよね。

今日のフライング初詣は、その辺を中心に巡ってきたので、ご紹介いたします。




こちらは、御所の西側、烏丸通下長者町にある護王神社(ごおうじんじゃ)です→   



足腰の神様として有名で、ここの「足腰お守り」は毎年買っています。1200円(高)。
それなのに、ひざ痛めるわ、ぎっくり腰やらかすわで、効果のほどを疑問に感じてます、ハイ。


拝殿の前にいるのは「狛いのしし」。1890(明治23)年に建てられたもの。
たまに本物の猪もやってきて、触らせてくれますよ。



干支の亥年には大々的にキャンペーンをしてますが、それ以外の11年も賑わうように、
毎年のように神社内でリニューアル工事をしています。





次はこちら。天王町の西にある岡崎神社です→   




その昔、周辺に野ウサギがたくさん居たという事から、卯年(2011年)に「狛兎」が登場。
野ウサギなんて、昔ならどこにでも居たはずやけど…?

後ろに鎮座している年季の入った狛犬の存在を無視するかのように
無理やり置かれています。


ハッキリ言って狛兎だけが新品なので、周囲から浮いてます(笑)。
兎の目だけ赤いのも不気味なんですけど(笑)。


こちらも卯年の初詣は狛兎を見ようと長蛇の列が出来ていました。





最後にこちらをご紹介。哲学の道の近くにある大豊神社(おおとよじんじゃ)です。神社の写真は撮り忘れました(謝)。



拝殿の右にある大国主命(おおくにぬしのみこと)を祭る末社に居る「狛ネズミ」→  



「古事記」の大国主命が野火に囲まれ困っているとき、ネズミが洞穴に導いて命を救ったという記述にちなみ、
1969(昭和44)年に建てられたもの。



右のネズミは学問を表す巻物を持ち、左のネズミはすべての源、水玉を抱えています→  




やはり干支の子年には全国から参拝者が訪れるそうですが、ロケーション的に地味なために
普段は…のようですので、話題づくりにか、新しい狛シリーズを導入しました。


それが…、これだっ!!



2013年の干支、蛇をかたどった「狛巳」(こまみ)です。

高さ40cmほどで黒くトグロを巻いて迫力あります。
横にあった説明には「金運・招福」とあり、金色の石も一緒に置いてありました。
ただ、拝殿の左側に目立たないように設えてありましたので、
どこにあるのかと探しましたよ。
まさか自分が拝んでいたすぐ脇にあるとも気づかずに(笑)。

それもこんな低いところに置いてあるなんて誰が考える?
うっかり蹴飛ばしてしまいそうや(笑)。


来年の干支にちなんで奉納されたと聞きますが、これ、作らせたんじゃないのか?(笑)


などということを社務所で訊く勇気など持ち合わせてなく、疑問を解決できないまま神社を後にしました。



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いろいろと下心が見え隠れしていますが、趣向を変えて珍しいものにあやかりに行ってみます?