モヒカン山

京都市左京区岩倉に、正式名称「一条山」という山がポツンとあります。
高さは50mの山です。




かつて、この山を削って住宅地にしてしまう計画が上がり、途中まで山を削ったところで、
住民訴訟が起こり、計画が頓挫してしまいまいました。




そして山の北東〜東側は、右の一連の写真の様に山頂だけに木が生えてる
「プッチンプリン」状態になってしまいました。




通称「モヒカン山」と呼ばれています。
こっちの名前の方が有名、いや正式名称を知ってる人ってほとんどいないと思う(笑)。




1999年に行われた国際環境会議、「COP3」でも話題に上がりました。




「COP3」の会場になった「国際会館」とモヒカン山の距離は僅か1km。
世界中に恥をさらしてしまった京都市(笑)




この問題は2001年2月に、約20年ぶりに和解が成立しました。


2004年秋から「モヒカン」になっている山の北東側をけずって住宅地として造成。
山頂部分は削った上で30度法面にして新たな植樹で緑地化。
南西側はそのまま緑地として保存されます。



「モヒカン」とも、まもなくお別れです。



一番最後の写真は山を西側から見たものです。
こうやって見ると普通の山なんですよ。