360°地元再発見




京都観光にはさまざまなスタイルがあります。
そのなかで、観光バスで市内の名所を巡るツアーに参加してきました。

ただの観光バスではありません。





こちらのバスです。屋根がないオープンカーならぬオープンバス「スカイバス」です。
2階席から古都の景色はもちろん、青空や風の薫りもそのままに楽しめます。



京都観光の中では屈指の人気を誇り、ハイシーズンは観光客で満席は当たり前。



ひょんなことから、「おのぼりさん」をしようということになり、
スカイバスに家族と親戚の7人で乗ってまいりました。



4月初旬の暖かく晴れた日の昼、京都駅に到着。
駅前ターミナルの一角にそのバスは停まっていました。


例年なら予約がいっぱいで、まず乗れないだろうに、超ガラガラ

それもそのはず。
この年、世界中で猛威を振るった新型コロナウイルスのために人々の移動は自粛に向かっていて、
観光客もめっきり入洛しなくなり、どこもかしこも閑古鳥が鳴いていたのです。
スカイバスも例外ではありませんでした。



このわずか1か月半前までは、京都へと国内外問わず観光客が押し寄せ、
観光公害だのオーバーツーリズムだのと問題になっていたのが信じられないほど、古都は落ち着きを取り戻していました。




さて、乗りましょう。乗客は2階席に案内されます。




屋根がないのって、落ち着かないですね〜。




座席は全席指定なのですが、
空いているため、乗客全員の乗車が確認出来たら、好きなところに移動してもらって結構ですとのこと。
車両前方だけ屋根があり普通のバスっぽい車窓になるため、みんな視界のいい後方へと移動します。



僕たちの乗ったツアーは市内の名所と桜を時計回りに満喫する2時間コース

出発してすぐに、陸橋を渡っている親子連れが手を振ってくれました♪ 陸橋も手に取るように近いです。


ガイドさんの案内も軽やかに、観光地を巡ります。



◎二条城






◎遠くに大文字山が見えています。






◎鴨川のデルタ地帯と、比叡山もばっちり♪






◎そして、桜満開の岡崎界隈へ。






◎窓…いや外から桜の枝が入ってくる迫力もスカイバスならでは。






◎平安神宮の鳥居も見事。






◎知恩院の山門も目の前に迫ってきます






◎案内標識も近すぎて怖い!






地元ゆえ しょっちゅう見ている風景なのに、
スカイバスの2階からの車窓は新鮮で、興奮やら感激やら、2時間はあっという間でした。
気持ちのいい青空と、満開の桜。言うことありません。


もう終わりなん?もっと乗っていたいわ〜と名残惜しくもありましたが、京都駅に戻ってきました。






高みの見物とは言ったものです。
スカイバスが走っているのを何度も眺めはしてましたけど、実際に乗ってみると、これほど楽しいとは…。

生まれも育ちも京都の年配の親戚まで大盛り上がりするほどでしたので、どなたにでもお勧めしたいです。
僕もまた「おのぼりさん」したくなりました。



春になったら、青空と桜の古都を満喫しにきませんか。