漏水鉄道



私たちの古都、京都市には地下鉄の路線が2つあります。
昭和56年に開業した「烏丸(カラスマ)線」
平成9年に開業した「東西線」


「烏丸線」は、北は「国際会館」駅から、南の「竹田」駅までを、ほとんど一直線に結んでいる路線、
「東西線」は、西は「二条」駅(千本通り二条)から南東の「醍醐」駅までを「¬」状に結んでいる路線です。
「東西線」の「醍醐」駅以南が、現在延伸工事中です。
たかが2km少々造るのに4年もかかるそうです。ノロ過ぎ。


「烏丸線」はホームも電車も他の都市のと大差はないんですけど、
「東西線」はいろんな意味で蔑まされてるような気がしてならないんです。


なぜ、って?
ホームが狭い。どう見ても狭いです。なのに「転落防止、安全の為に」ホームドアを設置してしまって、更に狭く感じます。
電車も狭く、車両に防音対策を施し忘れたのかと勘繰るくらい、走行音がうるさく、車内アナウンスも聞き取りにくいんです。


そして、トドメは、
「東西線」のどの駅のコンコース、ホームも雨漏りしています。
しずくが滴り落ちないように、透明のビニールシートで覆ってありますが、その数が多く、ヤケに目立ちます。
それも、開業直後からこの状態
百聞は一見にしかず。ぜひとも自分の目で見て欲しいですね。


某君から写メールで写真の提供を受けましたので、見ていただきましょう。


 

ここの天井はかなりの面積で漏水してるらしく、ビニールシートで覆いがしてあり、
下にある30リットル缶で水を受けています。(見にくいですが)

ホームも階段やエスカレーターが邪魔で、幅が1m余りしかありません。
ラッシュ時には混雑します。




ホームが狭いのや、車両がうるさいのは百歩譲ったとしても、最初っから雨漏りがするのは、手抜き工事をしてるとしか思えないんですよね。
工事費も当時の予算の2倍以上かかって、予定より3年も遅れて完成してるくらいですからね。
僕、この「東西線」は遠くない将来に崩壊しちゃうんではと、危惧しています。


僕も写真を撮ってみました。
天井からしずくがたれないように、ビニールで覆いがしてあったり、パイプを作ってバケツで受けたり…。



地下鉄東西線は、僕のようにへき地の京都市に住むものにとっては欠かせないものです。
だって、市バスが通ってないんやもん、僕の住む地域だけ。人口13万5000人もあるのに。
でも、出来る事なら、乗らずに済ましたい……