泳ぐ気も失せさせる1kg
子どものころの夏と言えば、水と戯れるのが定番でした。
プールに、海に、琵琶湖に…。白い雲をバックによく泳いだものです。
夏休みの学校のプール開放日は欠かさず行ってましたし、
家族旅行も、若狭湾へ3泊4日の海水浴が定番でしたからね。
自転車をこいで峠越えして琵琶湖に行き、水遊びしてまた自転車で峠越えして帰ってくる。
そして2学期の学校では全身真っ黒に日焼けしたクラスメートたちが。
それがいつからクーラーの効いた家でゲームして過ごすのが定番になってしまったんやろう。
元気の子の僕は、今でも水と戯れていたい。
なのに…、
やって。つまらん。
その看板が掲げられているのは、川です。
四国の雄大な流れのひとつ、吉野川です。徳島県を南北にぶった切ってるアレです。
実は、この吉野川にも 以前紹介した高知県の四万十川のような欄干のない橋がいくつも架かっているんです。
ただ、川にテーブルを放り込んだような体裁の四万十の橋とは違い、
吉野川のは橋の端(繰り返しますげどダジャレではない)には15cmほどの立ち上がりが設けられているため、
恐怖感は少しは緩和されています。
(↑)写っているのは僕ではなく悪友「脇(仮名)」
が、それのせいで濁流に沈んだ後は路面のお掃除が必須となっています。
それから、サービス(?)で橋上に離合場所も用意されているので、
先入車優先ではなく橋の真ん中で「お見合い」になることは少ない(はず)。
…つまり、吉野川も大雨により水かさが大いに増し、橋も水没するような暴れ川に変貌する。
もうひとつの顔を持っているようです。
そんな川で泳いだらあっさりと流されて紀伊水道でプカーとド○エモンになるわな(汗)。
まぁ、吉野川で泳いだらアカンなんて、わざわざ看板で記すまでもないんですよ。
(↓)ホラ
ヒイィィ! 流れに逆らわないはずの沈下橋が流されてるー!!
ジャイアン 吉野川様に挑んだニンゲンの結果を 分かりやすい形で見せつけてくれてました。
「中央部走行」どころちゃうやろ!こんなん渡れるかィ!
夏の暑い日やったら、お茶とかスポーツドリンクとかコーラとか、水が主成分の液体を1Lくらい飲むでしょ。
ビアガーデンで炭酸入りの黄色い液体を中ジョッキで2杯くらい飲むでしょ。それで水分1Lですがな。
そんな身近な水が一気に押し寄せると、こうなる。穏やかだろうが激しかろうが密度は一緒ですよ(笑)。
これ、20年前(2005(平成17)年)の写真なんですけど、今はどうなってるんやろう。
「 俺さま
吉野川様に逆らうとこうなる」実例として遺構にしてもいいと思う…。