ふたつのニダボ
初恋は実らないというけれど、これだけ年月が経っても未練がましくなる。
2025年、大阪モーターサイクルショーでの一コマ。
その「新型」バイクを見た瞬間、「おっ」となった。
そのカラーリング、忘れるはずがない。
免許を取ってバイク乗りになることを目指し、街中のバイクが気になって気になって仕方がなかったあの頃。
乗りたいと憧れていたバイク。
80〜90年代前半の、バイクと言えばレプリカだった、いわゆる「レーサーレプリカ」が全盛の当時に登場した一台。
「ニダボ」と呼ばれた、CBR250RR。
(c) HONDA
そのなかでも人気だったカラーリングと「RR」(ダブルアール)のネーミングが30年の時を超えて「復活」。
僕にとっては永い時を経ての邂逅。
会場では、僕と同年代の人たちが懐かしがっていたり、かつての僕の世代が物珍しそうに跨ってみたり。
ただ、この2台のバイク、戦闘力高き「RR」をまとい、同じカラーリングをまとっているけれど…。
(c) HONDA
あの当時は他のバイクに浮気をしてしまい、両想いになれなかった。
たとえ今のRRを手に入れても、偽りの恋の成就。中身は非なるものだから。
(上:(c)
ターくんヤフーショップ、下:(c) HONDA)
初恋は実らない。
そして、僕の恋敵同士はサーキットで真剣勝負に。その結末はいかに。
画像引用:
CBR250RR;ホンダ公式サイトより
メーター写真;
(1994)ターくんヤフーショップ様 https://auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/k1172649690
(2025)本田技研工業様 https://www.honda.co.jp/CBR250RR/equipment