4739ヶ所の落とし穴予備軍




こんなこと、あっていいのか…という事故(むしろ事件では)がありました。

今年(2025(令和7)年)1月に埼玉県南部で発生した、大規模な道路陥没



(c) NHK



穴が開いた瞬間にたまたま通りかかったトラックが落っこち
救助しようにも日に日に穴が大きくなって救助活動が難航。



(c) 朝日新聞



結局数ヶ月後に運転手が遺体となって発見されました。
道路陥没から7ヶ月が経った今でもこの穴の復旧作業は終わっていません。それほどの陥没だったんです。



道路の下に人為的な原因から空洞ができ、
それが徐々に広がって最後に地上に穴が開く。


穴に落ちたのは運が悪い、では済まされませんよね。ご遺族さまの胸中たるや…言葉になりませんね。




この件をきっかけに、
今回の陥没の原因となった老朽化した下水道管の破損の全国一斉点検が行われました。



その結果、全国の国道において空洞があったのはなんと4739ヶ所
そのうちの119ヶ所は陥没の恐れが高いとわかったんです。



(c) 京都新聞



もはや公道の落とし穴です。そんな道を僕たちは日がな通っているのかと思うと空恐ろしくなります。



陥没の恐れが高いところは補修が進んでいるとのことですが、低いところもちゃんと直してほしいですね。
道路は大切なインフラの一つなんですから。


(↓)ただ建設費が…。直径1mの下水管を1m敷設するのにこんなにも費用が…。


(c) NHK



記事引用:
NHKニュース 2025年1月28日配信記事
NHKニュース「京いちにち」 2025年9月3日放送
朝日新聞 2025年1月31日朝刊
京都新聞 2025年8月26日付朝刊