センタースタンド防御策
ああっ!バイクがコケてるー!!
停めておいた愛車の元に行くと、横になって寝ているバイクが。
布団をかけたくなる 悲劇の瞬間です。
誰や、おれのバイクをひっくり返したんは!(#゚Д゚)
いやいや、誰かがコカしたわけではなく、ひとりでにコけているのです。
その原因の多くはアナタにあります。
・傾斜のある所に停めた
・地道など不安定なところに停めた
・暴風なのに無防備に停めた
・ニュートラルのまま停めた
・アスファルトがヤワなところに停めた
心当たり、ありませんかね?
愛車がキズモノになったのは、すべてあなたのせいです
m9っ`・ω・´) ビシッ!
…これ以上追い込むのはやめましょうね。
これらは、センタースタンドがひとりでに外れたのが原因です。
だったら、スタンドが動かなければエエやん。
そこで登場するのがメットインの中にあります。
この黄色いレバー、スタンドロックと言いまして、
文字通り、スタンドをガッチリとロックし、ひとりでに外れるのを防ぐものです。
ホンダの原付スクーター、Dioシリーズに搭載されていました。
写真のはスマートDioです。
小型スクーターは車体が軽いので、ちょっとした弾みでセンタースタンドが外れることがあるんですよね。
なのでこの仕組みはとっても有用なんです。
…とここまで書いてきましたが、スタンドロックの目的は実はそれではないんです。 ゴメンネ
わざわざメットインの中にレバーを付けた本当の理由は、盗難対策です。
スタンドロックが登場した当時、ハイスペックな原付が人気。
キーがなくても電気系直結でエンジンがかけられたので、
ガキ共による盗難がひっきりなしだったんですよね(→コラム「バイクドロ撃退作戦」)。
ですが、このスタイルでスタンドロックをしてしまうと、
直結でエンジンをかけられてもメットインを開けられないのでスタンドが下せず、ガキは即排除。
ハンドルロックをしていても、前輪の下部にローラー靴のようなものを付けるとスタンドを外せば移動できてしまいますが、
スタンドロックをしてあるとそれも出来なくなり窃盗団も排除。
当時、画期的だったとホンダが自画自賛しています。
https://global.honda/jp/news/1994/2940114.html
が、以降普及した形跡はなく…、有用じゃなかったのかなぁ orz