コンクリート道のドーナツ




長年疑問やってん。


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道路の舗装って、たいていがアスファルトですよね。

…に対して、コンクリートで舗装されているところがあります。
思い浮かぶのはショッピングモールなどの自走式の立体駐車場

たまに街中でもお目にかかります。







では、コンクリート舗装の利点ってなんでしょうか。


☆耐久性に優れている


これに尽きます。1にも2にも耐久性。

磨耗や変形がしにくいので、長期にわたって使用できます。



(c) NHK



なので、
・頻繁に舗装をやり直せないところや
・車両の加重が大きくかかり路面に負担がかかるところ
(例:必ずブレーキを踏む料金所、自走式立体駐車場、傾斜の強い坂道など)は コンクリート舗装が採用されるとのことです。





(c) NHK




それと、

☆路面温度が上がりにくい

色が白っぽいので、太陽光を吸収しにくく、路面の暑さが和らぎます。夏場はありがたいですね。
酷暑の時期に開催する東京オリンピックのマラソンコースも、全部コンクリート舗装にすればいいのに(笑)。






それに対してアスファルトなんて、

夏場は太陽光を吸収してメチャメチャ熱くなるし、
ワダチは出来てハンドルとられるし、
くぼみが出来て雨降ったら水たまりができるし、
・交通量の多いところだと傷んで、数年おきに舗装をやり直さなきゃならないし…デメリット全開やん。




でも、アスファルトが圧倒的シェアを維持しているのはなぜなんでしょう。


(c) NHK



それは、

・施工や補修に日数がかからないこと
・養生の必要がないので舗装できたらすぐに車が走れるなど利便性に優れていること
・舗装に必要な機械が充実していること




コンクリート舗装の場合は、コテやトンボを使って人力で均すなど手間がかかり、乾かすのにも日数が要りますので、
一般道でそれをすると何日か通行止めにする必要が生じ、不便なんですね。


逆に言うと、ビルの建設には、コンクリートが必要不可欠ですので、
コンクリート舗装にすることで建築時の手間も省けますし、補修の必要性を減らせる点で理に適っているといえます。



で、僕が疑問に思っていたのは、これです。







ドーナツがいっぱい。


コンクリート舗装といえば、ドーナツがセットです。



何故なんですか?何故輪っかまみれなの?
ここにホットケーキミックスを流し込んだら丁度いい塩梅じゃないですか。
僕のお腹がすくのはコンクリート舗装のせいですよ、どうしてくれるんですか (-_-x)


これ、人力で施工するため、職人さんが歩く用の足場代わりと長年思っていました。



違いました。



滑り止めなんだそうです。



おれ、今までずっ〜〜〜と、あの輪っかは乾いてないコンクリート上を歩く作業員の方の足場の跡やと思ってたんですわ (∀`*ゞ)エヘヘ



確かに、ご紹介したコンクリート舗装の坂道に輪っかが無かったら、
ちょっと雨が降っただけでツルツルになって車が滑り放題
やな(笑)。


僕の仕事で立ち寄る関連施設の床がツルツルのコンクリート舗装で、
すこし路面が濡れてるだけでもトラックが派手にスリップするんですわ(汗)。ABSが効きまくり orz
アレは危ない。輪っか舗装にして滑らんようにして欲しいなぁ。



コンクリート舗装の施工の様子がYouTubeにありましたので、いつものようにセルフサービスでご覧ください。
ドーナツもしっかり映ってますよ〜。


https://www.youtube.com/watch?v=vjZoc5koWV0



あと、峠道なんかのコーナーにドーナツ舗装を施工しておいたら、ドリフトやハングオンが出来なくなり、
走り屋たちを退散させられるかも(笑)。




参考・引用資料:
NHK「チコちゃんに叱られる!」2025年9月12日放送分