脱Cハイブリッドカー




カーボンニュートラルという言葉をよく聞きます。
脱炭素社会という言葉もよく聞きます。




ところで、有機物の定義はご存じですか。
中学の理科で習っているはずですので知らんとは言わせませんが、一応書いときます。


火ィつけて燃やしたら灰になる物質のことです。
灰の成分は炭素…、つまり炭素(カーボン)(以後「C」)が含まれた化合物のことを指します。



なので、紙巻きのたばこにしても、焚き火でイモを真っ黒に焦がすにしても、放火で廃墟になる街にしても、
そのへんのありとあらゆるものは有機物であり、むろん僕たちの体も有機物の塊です。
それが環境破壊、まぁ地球温暖化の元凶というので排しようとしているんですね。



僕たちだけでなく、生物はCがあるからこそ生きていけるのに、
それを悪だと声高に言ってる人たちが真っ先にニュートラル化や脱人生されるのがいいと思います。



ん?だいぶん歪んだ考え方してる?そりゃ書いてる僕の生き様が歪んでるんやから当然でしょ。



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さ、盛大にミスリードしたところで本題に行きましょう。



諸悪の根源、
それを盛大に排出する車の内燃機関(エンジン)を他のものに置き換えようという動きは進んでいますね。

風力エネルギーのグライダーとか帆船、原子力エネルギーの空母や宇宙探査機とか様々なエネルギー源が使われているのに、
陸上を走る乗り物は、どうも電気をメインにしたいようでして。



その電力を得るため、脱炭素のため原発を推進するくらいなら、最初っから原子力自動車を作ればいいのに。
わずかウラン1g(約0.05立方センチ)で石油2000リットル分のエネルギーを生み出すで。とっても効率的〜♪
まぁ、街路樹や電柱に突っ込んだだけでもメルトダウンして汚染地域だらけになるけどな orz




そういう電気一辺倒の風潮(?)に一石を投じてる自動車メーカーがあります。

トヨタです。

世界で最初に市販のハイブリッドカー・プリウスを出しましたけど、本音はエンジンを捨てたくないようでして。
だって、車はあの音があってこそと言わんばかりに次世代燃料でエンジンを動かす車を作ってレース参戦までしてますし。
(→コラム「エンジンサウンド命」)


それを世界初のアイデンティティと融合させたものを開発したと小さく取り上げられてました。




(c) 京都新聞



水素(以後「H2」)から作った電気でモーターを回して走る燃料電池車(→コラム「究極のエコカー」)ではなく、
あくまでもエンジンでH2を物理的に燃やして動力を得、発電もするハイブリッドカー、と。



これなら既存の技術の応用で作れますし、肩身の狭いエンジンも喜ぶのでは。
航続距離がH2エンジン単体の2割5分増しにとどまっているのは、今後の技術の進歩に期待しましょ。


記事にはH2ステーションが少ないと書かれてますけど、
水を電気分解したら作り放題やからダイジョウブ!(→コラム「必要なのは水道代」)




記事引用:京都新聞 2024年11月21日付朝刊