曇ルンです
時は冬。今朝も気温がマイナス1℃の中をバイクで元気よく通勤…してはいるのですが、
ちょっとした悩みにさいなまれ、快適さをそがれています。
ヘルメットのシールドがすぐに曇ってしまう!
これ、ちょっとどころではないわ。切実です。
人間の五感のうち8割を占めるという視覚。
それが曇って視界不良になるんですよ。
寒い時期 特有ですね。その辺に経験者いっぱいいるやろう(笑)。
そんなの、半キャップ被ったらエエがな〜、の声が聞こえてきそうですが、
それでは頭の安全が十分に確保できません。
フルフェイスかジェットヘルでお願いします。
じゃあ、シールドを開けたらエエがな〜。
それだと確かに曇りませんけど、冷気がメット内部に入ってきて顔がとっても寒い。むしろ冷たさで痛い。
顔がシモヤケになったらどうしてくれるんや (゚Д゚)
普段は裸眼ですが、夜間走行時は眼鏡を着用していますので、
シールドと眼鏡がダブルで曇ってしまうと、悲惨な事態です。
だいたい、シールドが曇る原因が自分の吐く息ってのがメチャクチャ腹立たしい。
それなら、息を止めたらエエがな〜。
おっ、名回答!!原因を絶ったら万事OK!それでいこう!!
…って、すぐにあの世に旅立ってしまうでしょうが!! (゚Д゚#)
うーん、どうすればいいのやろう。
この現象を気象用語風に言えば、
気温が低いと、暖かい吐息の中の水蒸気が冷たいシールドに触れることですぐに凝結し、
シールドが結露まみれになる、と。
メット内の結露は、シールド面と吐息の温度差が大きいことから起こるのやから…、
外気と吐息を接触させなければエエわけやね。
つまり、熱の伝導を防げれば解決する!
それを利用したもの、身近にありますよね。二重窓や魔法瓶の類ですよ。
実は、シールドの結露を防止するフィルムシートが存在します。
これをシールド面に貼り付けると、二重窓のような効果で曇らなくなるらしいですよ。
amazonのレビュー(感想)には そう書いてあったので、きっと曇らないのでしょう(笑)。
結露ってのは、細かい水の粒の集まりで、その形は球形です。
なぜ球形になるかというと、液体には表面積を最も小さくしようとする性質があるから。それを表面張力と言います。
コップに溢れんばかりに水を注ぎコップの上端をわずかに越えた程度だと水面が膨れてこぼれないのは、その典型です。
その表面張力をなくしてしまえば、水はベタ〜ッと広がります。
このような現象を親水性(しんすいせい)といいます。
これを利用したものもたくさんあります。カー用品の「クリンビュー」はその代表的なもの。
それらをシールドの内側に塗ると、アラ不思議。
吐息は冷えても粒になることが出来ずベタ〜ッとシールド全体が濡れた感じになります。
少々視界がボケるかもしれませんが、曇ってるよりかはマシ。
ただし、せいぜい数日しか持ちませんので、頻繁に塗り直す必要はありますが…。
ちなみに僕は手軽なクリンビュー派です。
さ、どちらか好きなほうで冬場の良好視界をゲットしようぜ!