翻弄されるガソリン価格
このコラムを書いている今はGW真っ盛り。
連休だから気兼ねなくバイクでツーリングしたり、家族で車で行楽に…などでお過ごしのことでしょう。
そこに立ちはだかるのがガソリン代!
ここ2年ほどの急激な物価高に泣かされていますが、ガソリン価格も負けじとうなぎ登りです orz
…が地下資源に乏しいニホンでは石油(原油)がほとんど産出できないため輸入に頼るしかないのです。
その原油価格が高騰しているんですね。
原因として、
・世界的な原油の需要の高まり
・円安
・外交努力不足
…などなどがあります。
では、実際のところはどうなのか、過去のガソリン価格が公表されていますので見てみましょう。
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1966(昭和41)年からの約60年分のグラフです。
こう見ると、2回の石油ショックの暴騰ぶりはかなりです。同時に物価も高騰しています。
以降も価格は上がったり下がったりを繰り返していますが、
僕の記憶でいうと、
・1997(平成9)年〜2003(平成15)年頃
ガソリン価格が下落し、リッター100円を切るように。
セルフのスタンドが登場し、人件費を削減しさらに価格の下落に拍車がかかります。
最安値でレギュラーが79円だったのを記憶しています。
燃費のいい、いわゆる「エコカー」登場前夜で乗用車でリッター10km程度が当たり前でしたが、ガソリン代が安いので気にならなかったですね。
・2008(平成20)年
ガソリン税に上乗せされている暫定税率の失効や1ヶ月後の復活、
ガソリン価格の暴騰で現在(2025(令和7)年)と同水準になり一部地域でハイオクが200円に到達。
「エコ替え」なんて言葉が流行り、車を控えて自転車がバカ売れしたのが印象的です。
その年の後半にリーマンショックが起こり景気が急速に後退、ガソリン価格も急激に下落し暫定税率廃止の話も立ち消えました。
そして今、ガソリン価格は高止まり。ガソリンへの国からの補助金で価格を維持しています(?)が、
そんなことより、17年前の暫定税率が無くなってガソリン価格が一気に下がったときのことをよく覚えていますよ。
出来ない理由を並べてないで、今こそやるときじゃないのかな?