御所護衛車両物語




京都盆地の中央に、だだっ広い空間があります。
今出川通、烏丸通、丸太町通、寺町通に囲まれた、南北1.3km、東西700m区域のことでして、
京都御苑(ぎょえん)といいます。



(写真左側が東、右側が南のパノラマ写真です)



環境省が管理していますが、いまや巨大な都市公園ですね。年中無休24時間営業(?)で自由に過ごせます。
都市の中にありながら自然豊かでのんびりとしていて散策にはもってこいですよ。
で、そのなかにかつての天皇の住まい、京都御所があります。宮内庁が管轄していまして、一般公開されていて中を見学できます。




…わざわざ名称を分けたりせず、地元では全部まとめて「御所」って言ってますけどね(笑)。
というわけで、以降、御苑のことは御所と書きます。




この京都御所全体の警察権や消防権は京都府警や京都市消防局ではありません。
皇族の住まいということでまとめて皇宮警察が担っています。

御所の片隅でゴロゴロしていると、ときおり行き交う警察車両を目にすることがありましてね。
それを紹介するのが今回の目的です。




まずご覧に入れますのは、パトカーです。











初代プリウスです!色も純正のまま
環境に配慮したか、ハイブリッドカーで静かにゆっくりとパトロールしています。
写真の撮影日を見ると、2005年でした。今2025年です。寝かせすぎました(滝汗)。

現在は黒のアリオンだったと思います。環境に配慮するのはやめたみたいです。
なお白黒でおなじみのパンダパトカーは走ってません。




消防車も持ってますよ。





これはえーと2012年撮影です。繰り返しますが今2025年です(猛汗)。
右側がファイター、左側がデュトロですね。





こちらは2023年(やっと2年前)。前を走るデュトロは2012年撮影の車両ですね。

後ろを行くファイターは車両が入れ替わっているのに、
ベージュと赤のもっさいカラーリングのせいで、モデルチェンジが感じられません(笑)。
あ、奥の方に赤色灯を載せたアリオンのパトカーが写ってますね〜。


いろいろ写真を並べましたけれど、御苑内の景色もほぼ全く変わらないので、
なんていうか、時代の流れを感じませんね…(汗)。




御所は場所が有り余ってますので、
どっかの国のVIP等が来た時の警備に集まった、よその地域の警察車両の駐車場にもなりますよ(笑)。





え〜と、撮影は…2005年…。今2025年…。




ちなみに、御所内を走行する車は制限速度20km/h厳守となっております。
なのでパトカーや消防車も玉砂利を踏みしめながらしずしずと走ってますよ。



そこを「そんなゆっくり走ってられるか!!」と軽トラで50km/hで走った僕の元同僚。砂利道で砂煙上げてたんやろうな。
御所の職員に「出禁にすんぞ!」とガンガンに叱られたと憤ってましたわ。そらあんたが悪いわ(笑)。




で、御所の案内図があちこちにありますが、
(これも2005年…。今2025年





(↓)最近の案内図では、立ち入り禁止で秘密になっている場所がありますが、







(↓)かつて(2005年)はこのような表記が…。




ちなみに、今出川御門のそばにも同様の表記が…。


それが何かを僕は知ってまs…グサッ!バタッ!!(謎の死)