GoTo合宿免許
多くの方は、運転免許の取得に教習所へ通ったと思います。
僕も10代や20代のころ、最寄りだった、今は亡きR教習所へ自転車漕いでセッセと通ったものです。
それに対して、地方の教習所へ泊まり込みで運転免許を取りに行った方もおられますよね。
そう、合宿免許です。
文字通り、運転免許取得のための合宿で、
教習所近くのビジネスホテルに泊まりこみ、朝から晩まで教習詰めの短期集中で免許ゲットを目指すものです。
普通免許で大体2週間ですね。
こんなにもまとまった休みをとれるのは、学生さんの長期休暇くらいなものでしょう。
なので、僕の学生時代にも、2ヶ月くらいある夏休みや春休みなどを使って合宿免許に行っていた人は何人もいましたよ。
一日に受けられる教習の時限数は法律で定められてますので、あとの時間は暇なんですよね。
だから、免許取得よりもそっちが目的で、
鼻の下を伸ばしている助平男子共や、誘っている尻軽女子共がいて、
教習生同士がデキたり、チョメチョメ(死語)したりなんて話が囁かれたのも、合宿免許の特徴だったり(笑)。
では、最近の合宿免許はどうなっているのかと思い、軽く検索してみました。
僕の学生時代の合宿免許というと、大体が地方都市の地味な場所にある教習所で、周辺には何もなく、
教習時間以外はすることもなくて退屈で仕方がないイメージだったんですが、現状を見て驚きました。
教習所がリゾート施設かアミューズメントパークと見まごうようなスタイルに
変貌を遂げていたからです。
教習のない時間はエステしたり、茶道したり、岩盤浴したり、
テニスやゴルフの打ちっぱなしができたり…。
どうなってんねん!こんなして免許が取れるなら楽しくて仕方がないやん!
そして驚くのは教習料金。
普通免許の教習料金・宿泊料も込みで22万円(税込)!!
僕が普通免許を取った時で、確か23万円やったど!90年代半ばの教習料金より安いって、信じられへんがな!
そんな合宿免許、にわかに脚光を浴びたのをご存じでしょうか。
新型コロナウイルスによる外出自粛で冷え込んでしまった国内の観光需要を掘り起こそうという
政府の旅行支援策「GoToトラベル」。
宿泊、または日帰り旅行の代金のうち35%分を国が補助し、
プラス、旅行代金の15%分が地域共通クーポン(食事やおみやげなどの買い物に使える金券)として配布される、
というものです。
なんと、合宿免許もGoToトラベルの対象になったのです。
たとえば、上記の合宿免許だと、
教習料金は、22万円×65%=14万3000円になり、その上に3万3000円分の地域共通クーポンがついてくる!!!
実質的な支払額は半額の11万円に!!!!!
しかし、合宿免許は教習所が儲かるだけで、地域の活性化に寄与しているとは言い難く、
2020年10月末の申し込みをもって対象外となることになりました orz
それ以前に、各教習所では駆け込み申し込みが殺到し、前倒しで受付終了しているところも少なくないのですが orz
みなさん、金のことになったら目の色変わってますよね。卑しいですよ。
ん?!けん引免許がGoToトラベル使ったら、6日間・10万円(地域共通クーポン2万3000円付)で取れるではないか。
今から仮病で仕事休んで、旅行気分で合宿免許へ行ってこようかな〜(笑)。