路傍のイケズ石
そいつは、虎視眈々と狙っています。
狭い道の曲がり角で。
ここにも
ここにも (-_-)
ここにも (-_-;)
ここにも (-_-#)
ここにも (-_-x)
ここにも (゚Д゚)
ここにも (#゚Д゚)
ここにも ( ゚o゚)ノ
ここにも (`皿´)
ここにも ( `_ゝ´)
ここにも! (〃*`Д´)
ここにも!! 凸(゚Д゚#)
ここにもッ! (・へ・)
ここにもーッ!!! (ノ ゚Д゚)ノ ==== ┻━━┻
なんなんや、この漬け物石みたいなデカい石は、通行の邪魔やねん ヽ(`Д´)ノプンプン
そう、邪魔してるんです、わざと。
その名もズバリ、「イケズ石」。
イケズ…、意地悪を意味する関西弁です。
意地悪…というよりむしろ本音を言わない(と決めつけられている)京都人におあつらえ向きの単語ですよ。
そんな京都人のイケズさが石となって敷地の角っこにでんと置かれるんです。
角を曲がる車から大切な家や塀を守るために。
誤解されてるので断っときますけど、「いやぁ〜あんたイケズやわぁ〜」とか会話でフツーに言ってるあたり、
悪意だの貶めるだのは込められてませんよ。そこにあるのは親しい間柄です。
って、こんな大きな石、どうやって運んできたんや?絶対人力と違うやろ(笑)。
加えて色を塗って目立たせたりとか 執念…いや、怨念が募ってるんやろうね。石を置くまで何度もぶつけられたに違いない。
なので、横着に小回りで曲がろうとしてキズモノになるのは愛車の方です。
悪いのは小回りする貴方です(笑)。切り返すか回り道するか諦めるかしよし(笑)。
不思議なことにこのイケズ石、どこをどう見てもそこ公道やんって所に置かれているものであっても、撤去されません。
道路工事などで行方不明になっても、工事後に必ず元の位置に戻って鎮座しています(笑)。
むしろ、道路に埋め込まれているものもありますし、コレ京都市公認とちゃいますかね(笑)。
このように、ホンマモンのイケズは口には出さんのですよ。腹黒です(笑)。