イミテイション・タンク
バイクでツーリングするときに難儀するものに荷物があります。荷物。
積載、どのようにしていますか?
僕は泊りのツーリングでも荷物はコンパクトですので、タンクにマグネットで貼り付けるタンクバッグ派だったんですけど、
今のバイクに乗り換えたらタンクが樹脂カバーに覆われていて、マグネットがつかないことから、
タンデムシートに据えるシートバッグに変更。
そしたら、高さが増す分バイクの乗り降りのときに大股を切らないといけなくなり、
弾みでシートバッグを蹴飛ばしたり、
短い足が引っ掛かってバランス崩してコケそうになったり。
日帰りツーリングなら大きいめのウェストバッグ1つにまとめるのですが、余力があんまりなくて。
越前方面に走りに行ってお土産に鯖のヘシコを買おうにも、ちょっぴりしか持ち帰れない…。
通勤時のように、リュックサックを背負うのも手なんですけど、どーもツーリングライダーに見えずカッコがつかん。
あ?その酷い体型さらしてナニ言うてんねん、って?! (
'д'⊂彡☆))Д´)パーン
そこで登場するのがコチラのバイクです。
(各社公式サイトより拝借)
NS−1(50cc)とアクロス(250cc)は平成初期のバイク、
NC−Xは現行モデルと年代も排気量もバラバラの3車種。
ですが、他のバイクにはない、共通するある凄い機能があるんです。
これらのバイク、皆さんが燃料タンクと思っている物体は、実はタンクではありません。
パカッと開き、フルフェイスが一つ入るスペース…約25Lの空間が現れます。
なんと、タンク部分がメットインなのです。まさかのイミテーションタンク。
おかげで駐輪時にはメットをしまっておけるのはもちろん、ツーリング時にお土産を買って荷物が増えても収納できる。
こんなところに荷物入れがあるなんて誰が思うやろう。コソドロの目も欺けるで(笑)。
では、肝心の燃料は…?
あーそれはなぁ〜、戦闘機の空中給油みたいにタンクローリーが伴走して、給油しながら走るんやで ブフッ∵(´ε(○=(゚∀゚ )
NS−1だけは仕組みを知ってます。
本来タンデムシートがある位置に給油口があり、シート下に燃料タンクがあります。
イミテーションタンクにはもちろん給油口などなく、つるんとしています。
なので、ガソリンスタンドで店員さんが給油してくれる度に、
タンクであるはずの物体に給油口がなく困惑していたとの逸話はよく聞きました(笑)。
現行モデルで採用しているのはNC750Xだけ(のはず)なので、もっと広がって欲しいなぁ。
シートバッグに度々イテコマされてる僕のためにも(笑)。