IC入口から終点までの瞬間芸




熟成させんと、さっさとコラムにしておけばよかったものを…。

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京都市内で唯一だった都市高速を紹介したいと思います。



現在はNEXCO西日本が管理する第二京阪道路となっていますが、
開業当初は阪神高速8号京都線といい、阪神高速の一部でした。

その頃のお話です。




ここで当時の地図をご覧に入れましょう。



(よく残していたな、この地図(笑))



阪神高速8号京都線は山科〜巨椋池(おぐらいけ)を結ぶもので、
地図上ではご覧のように Γ のような形になっています。


が、2008(平成20)年の開業当初は、 Γ の直角部分が完成しておらず繋がってませんで(汗)、
山科と京都市街を東西に結ぶトンネルと、南北の直線部分に分かれていたんですね。
(※このトンネル開業日に歩いてます〜。 →コラム「稲荷山モグラウォーカー」)


(↓)その部分の拡大





(↓)どこが繋がってないかというと、ここです。




繋がってない部分は下道を走る、と(笑)。
区間距離は2kmほどと知れてるんですが、いかんせん信号が多いので10分くらいかかる嫌がらせ仕様でした(滝汗)。




で、問題は南北の直線部分でして。

北寄りの城南宮北ICは、なんと分断地点のすぐ近く
なので、こんな垂れ幕が掲げれれていました。







入った瞬間に終点(笑)。



(↓) 地図で見るとこんな風




実際には混雑する交差点を一つパスできるくらいしかメリットがなく、このICから入る車両はもちろんありません。
だれが300mのために450円も払うねん (゚Д゚#)
たった一度だけ、緊急走行の救急車が入っていったくらいかな(笑)。



2011(平成23)年に全線開通するまでの3年間、この状態だったんです。
のちにNEXCOに移管されましたけど、2kmで360円とボッタクリのため、
このICは未だに閑古鳥が鳴いてます(笑)。



ちなみに、くだんの第二京阪・城南宮北ICのそばに名神・京都南ICが見えてますが、
両者は繋がっておらず、料金も別です(苦笑)。



地図引用:GIGAマップルでっか字 関西道路地図 (昭文社)