セラミック2ローターの両輪駆動




昭和の末期に公開された、あるアニメ映画を紹介しましょう。



それまでのアニメというと、登場するのは3〜4頭身くらいのキャラクタがメインで
コミカルな内容の子ども向きのものばかりだったのが、


7頭身の大人びたキャラクタが主役で、
退廃的な近未来のSFでドラマ仕立てだったのだから、当時は衝撃的だったと思います。




その作品の名は、



「AKIRA」。


当時中学1年だった僕が観ても、とても理解できなかったやろうね。




最近、YouTubeで期間限定で無料公開され、
初公開から35年あまり過ぎてようやくその映画を観ることができ、
この作品が後世に多大な影響を与えたと言われている理由がよく分かりました。




僕がかつて興味を持った、大人向けの近未来SFのあの作品も、あの作品も、すごい世界観やなと感心していたけれど、
明らかにAKIRAの影響を受けていると今更ながらに知らされたほどですから。



ま、内容はともかく、僕が見たかったのは、登場するバイクです。
特に、主人公・金田が乗る赤いバイクは、今までに見たことがないような形で、
それを操るシーンにシビれる(古)、と。



今回、実際に映像で見たら、ホンマにシビれるし、カッコよかったですわ。

作中で語られるそのバイクの性能は、



・セラミック2ローターの両輪駆動
・コンピュータ制御のアンチロックブレーキ
・12000回転の200馬力

・5000回転以下でギアチェンジをするとエンストする(謎)



当時では考えられないハイスペックさ。


それに憧れる友人に、金田は「俺用に改良したバイクだ。ピーキーすぎてお前にゃ無理だよ」と自慢。
仲間からは「そんなのに乗ってる方が気が知れねぇぜ」と言われてますけど、


ABSと200馬力は技術が追い付いちゃいましたね(笑)。
そのうち両輪駆動も実用化するかも(笑)。




そんな、「AKIRA」は研究され尽くしてますが、
僕は金田のバイクだけでなく、あんまり取り上げられていない、様々なバイクの登場シーン+αをまとめてみました。

枚数が多いので、版権を考慮して画質やサイズをかなり落としています。

(c)1987 AKIRA COMMITTEE PRODUCTION



今観ても、内容も絵もうならされます。この歳になって観ても理解が追い付かなくて2回観ましたからね(汗)。

作品やバイクにご興味ありましたら、配信やBD/DVDで「現物」をご覧になってくださいな。