あのバイクはすぐ近くにいる!




バイクで走っていて、ヒヤッとすることがよくあります。


直進していると、対向車が目の前で右折してきて衝突しそうになったり、
前を走っている車が超狭い車間距離で車線変更してきて追突しそうになったり。



なんぼ怖い思いをしているか。
死角に入っているわけじゃないんですよ(→コラム「斜め後ろは見えてない!」)。
相手は目視やミラーでバイクの僕を認識しているのに、ですよ。



何でそのタイミングやねん。殺す気か! おれが簡単に死ぬと思うなッ!(#゚Д゚)



バイク乗りの皆さん、経験ありますよね?しかも日常茶飯事ではないですか。




何故そういうことが起こるのか。
実は教習所でもらう「運転教本」に理由がしっかりと書かれているんですよね。




↓写真は、100m離れたところから見たものです。




どうです?バイクと乗用車、トラックの3台が一列に並んでいるように見えますよね。



が、横から見るとアラ不思議、






こんなにも距離が離れているんです。



遠くにあるものは小さく見える遠近法が悪さをしています。
(→コラム「遠近法を克服せよ」)


車体の小さいバイクは、近くにいるにもかかわらず、遠くにいるように見えてしまう、と。
さらに、バイクは相対してスピードが出るのですぐに距離が詰まる。


これがバイク乗りがヒヤッとさせられる理由です。
そしてヒヤッとさせる側は車しか運転しない人なのでしょう。



バイク乗りだったら、車やトラックに乗ろうがバイクとの距離感が肌感覚でわかる(はず)からね。
「対向のバイク、小さく見えてるけど距離が近いな、すぐに来る」と。




こういう大事なことを、教習所で運転の素人に教えたところで覚える(覚えてる)とは思えないし、
免許を取得して公道でハンドルを握り、実際に自分の目と距離感を養ってもらいたいですね。

右折待ちのときは、対向のバイクをやり過ごすのがベストですよ。




通勤にツーリングとバイクが生活の一部である僕は、
対向車や前走車は距離を見誤ると思っているので、いつも防御の姿勢で走ってますねん。

あー、楽しい乗り物やのにストレス溜まっちゃうわ〜 (#゚Д゚)y-~~