合計排気量1006cc 49のソコヂカラ・第14回「原付限定」オフ会ご報告
前日に散髪屋で「明日は僕の晴れ舞台やから、カッコよくキメてや」と頼んだのに、
出来上がった頭はどう見たかって丸坊主ではないかorz
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8月だった前週は秋の装いだったのに、オフ会のある9月は真夏に逆戻り。
暑かった一日を小さいバイクで走りに走った13人。
その旅の記録を全世界の皆さんに過去最高のボリュームでお届けします。
今回のオフ会は、僕が開催予告をBBSでボソっと口にした(?)だけなのに、大きく盛り上がり、
正式な参加申し込み開始と共に、応募が殺到。
1日と経たず 僕の中で設定していた定員に達してしまう勢いに、
早々に締め切ってしまおうかと思ったくらいだったんですよ。
でも、年に1回くらいしか開催できない、原付によるオフ会。
千客万来でいこうではないかと考えを切り替え、オフ会前日まで大きく構えていたら、
結局17名の応募となり、僕を入れると18名。
過去のオフ会での最高は11名なのに、大きく構えすぎたかもしれない…。
お手製の手書きレジュメの大量コピーに奔走しながら、オフ会前夜を過ごしていました。
第1章 最恐の参加者 |
前夜の寝床でPHSをいじりながらHPの掲示板や、参加申し込みのメールを見ていると、
初の原付限定オフ会に参加しようと前夜に自走途中にエンジンが焼きつき、結局参加できなかったcoba.さんから
「明日は仕事が入って、また行けなくなりました」のメールが。
ありゃ。なんとアンラッキーな。
さらに、黒枝豆命のたにやんさんから、急に行けなくなったとメールが入り、
オフ会の「はぐれメタル」星屑之助さんが、理由も告げずに参加をドタキャン。
人数が減りだしたがな。
それぞれの参加申し込みメールには、近況などが記されており、明日はじっくり
尋問 話を聞かせてもらおと
楽しみにしていたのに…。
15名に減ってしまった。
まとまったキャンセルに、ちょっと寂しくなったなぁと思いながら眠りに落ちました。
2009年9月6日。朝6時。
オフ会の朝は、東側の開け放っていた窓から見える空は青く青くまた青く、
気持ちをキリッとさせてくれる風が部屋に吹き込んでいました。
最高のツーリング日和になりそうやなとパソコンに向かうと、その高ぶる気持ちが転落しそうな書き込みがあったのです。
(無題) 投稿者:蒼烏 投稿日:2009年
9月 6日(日)06時08分9秒 鈴鹿峠で二回目のエンジン停止。 残念ですが、京都入りは断念します。 中型に乗り替えて高速使えば…、野暮ですね。 |
前日に愛知県豊橋市の住まいから、バイクのある三重県四日市市の実家に戻り、
深夜にロッターさん(三重県四日市市・Solo改88cc)らと京都に向かっていた
青烏さんのコレダスクランブラーのエンジンが抱きつき(エンジン焼きつきの一歩手前)状態に。
参加を断念し、鈴鹿峠で引き返したとのことでした。
彼らと一緒にオフ会に参加しようとしていたVailさん(初参加の予定でした・マグナ50)も
溶接しなおしたマフラーが脱落して、参加を断念。
唯一ロッターさんだけが京都にたどり着いたのでした。
2人ものトラブルを目の当たりにしただけでもショックの大きいロッターさんは、
自身のSoloもリアブレーキから異音がし、どこまで走れるか分からないと元気がありません。
オフ会史上最多となる5人のキャンセルに、僕は顔にこそ出さずとも心の中で悔しさが滲んでいました。
それでも13人の参加は過去最多なんですけどね。
軽く朝ごはんを済ませ、身支度を整えた僕は、弟のJOGで自宅を出発。
集合時間より30分ほど早い8時に、右京区・西大路五条のマクドに到着しました。
店の前に並んだ他県ナンバーのバイクたち。
そして、店内の窓に下ろされたブラインドの隙間から手を振る他県のバイク乗りたち(笑)。
店内の一角は、いつものように超フライングハイテンション集団が陣取り、
周りのお客さんたちからひときわ浮き立っています(笑)。
おいてけさん(名古屋市・CB50S)、
突kさん(愛知県岡崎市・シグナスX−SR)、
今優さん(奈良県橿原市・プレスカブ)
toonoさん(愛知県碧南市・Ape50)、
momoさん(京都市・Dream125)、
前出のロッターさんの6人に加えて、
初参加のカットゥンさん(滋賀県栗東市・Dio−ZX)、
ランドマークさん(奈良県橿原市・JOG)
も、早くも皆の輪に中に入ってます。なじむのが早いね〜。
オフ会といえばこの人がいなければ始まらない、佳多奈さん(堺市・グランドアクシス100)登場。
今日は早起きして自走してきたのかな?と思っていましたが、
後日メールで、大阪府茨木市の妹の家に前泊したと暴露。
どうしてそう中途半端な場所に泊まる?!
さらに寝坊して妹に起こされたと追記が。
やっぱり大物です(笑)。
あとは、SHIFTさんと、初参加のえりあさん。
それにSHIFTさんの紹介で初参加するararaさんの3人やな〜。この人は女性とのこと。
いやぁ〜かわいいギャルで、おれがホレたらどうしよう(´∀`*)
ソーセージエッグマフィンをパクつきつつ、まもなく定刻になろうかというとき、
僕のまったく想定外の出来事が起こったのです。
「おはようございます」と店内に入ってきたSHIFTさん(京都市・スペイシー100(レンタルバイク))と
連れ添うように、入ってきた人物に僕の目が大きく見開いたまま釘付けになりました。
そこには、僕の母親が。
オ、オカン、何しに来たん?
今日は店(仕事)があるはずやし、店に行く前にわざわざ回り道して見送りに来たのかなぁと思いながらも、
素直な疑問を口にしました。
すると、母親は皆に向かってにこやかに、
「はじめまして、araraです」
え…………???!!!(゚д゚lll)
このときの驚きようは、息子である僕ですら表現の仕方がわからないほど強烈なものでした。
「どっきりカメラ」でドッキリ驚かされるのよりも
ドッキリさせられましたわッ!
全面的に力が抜けてしまい、僕の座っていた横が壁じゃなかったら、
きっと僕はそのままマクドの床に倒れこんでいたでしょう orz
あとで聞かされた話によると、
・母親は、以前から息子の企画しているオフ会に参加してみたかったこと。 ・定休にしている 毎月最初の日曜にオフ会があるが、行ってみませんか?と 常連客であるSHIFTさんに誘われ、参加することにしたこと。 ・このことを知っている参加者は、SHIFTさんと、前日に店を訪れた おいてけさんの2人だけで、 主催者であり息子である僕には絶対秘密。 ・当日朝も僕に感づかれないように、わざと家事をして僕の気をそらし、 僕が家を出た後に、大急ぎで準備をし、バイクをピカピカに磨き、 マクドの近くのスターバックスでSHIFTさんと待ち合わせをしていたこと。 |
一つ屋根の下に住みながら、
僕はこの瞬間まで 水面下で繰り広げられていた極秘プロジェクトに、
なにひとつ気づきませんでした。
恐るべし、オカンのポーカーフェイス!
僕が期待していた「女性の」araraさんはギャルどころか、還暦過ぎた親だったなんて…。
しかし、ちゃんと正規の手続きで参加申し込みもしてありましたし、
千客万来の僕は、表情が引きつりながらも母親を迎え入れました。
過去のコラムなんかを読んでもらうとわかるんですけど、バイクが好きなんですよ、オカンは…。
バイク暦40年overですし。
でもねぇ、僕はといえば、 集合時のミーティングで、皆さんに自己紹介をしてもらうのを 忘れてしまうほど、母親の登場に動揺したままだったんですよorz |
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最後に初参加のえりあさん(アプリリアAREA51・大阪府枚方市)がやってきました。
このバイクは、「2種登録したい」と本人が何度も言っていたほど、50ccとは思えない反則仕様です。
その後の走りで、ニポンの原チャとの技術力の差を、何度も見せ付けてくれました。
メールやBBSの書きこみの上品な雰囲気から、女性なのかな?と勝手に想像していましたが、
実物は僕と大して歳のたがわない男性でした(笑)。大変失礼
m(_ _)m
本日の役者13名がそろいました。
プラス、見送りに赤カブさん(京都市・スーパーカブ50カスタム)も忙しい中を来てくれました。
オフ会は、こうしてスタートしたのでした。
なんでエエ歳こいた主催者が保護者付きやねん…ブツブツ。
今回は、過去に複数の集合場所を設定して混乱した反省を踏まえて、集合場所をマクド1本にしましたので
このメンツで一日を共にします。
さっそく参加者の一覧をば。
(敬称略・参加申し込み順)
お名前 | バイク車種 | お住まい | 参加回数 | コメント欄 |
突k | シグナスX−SR | 愛知県岡崎市 | 2回目 | 日帰り下道500kmのツワモノ |
SHIFT | スペイシー100 | 京都市 | 3回目 | 残酷なレンタルバイクのテーマ |
今優 | プレスカブ | 奈良県橿原市 | 2回目 | 超ロング荷台で過積載 |
momo | Dream125 | 京都市 | 6回目 | Newウェアで男を上げた |
おいてけ | CB50S | 名古屋市 | 3回目 | 連続入洛記録更新中 |
toono | Ape50 | 愛知県碧南市 | 6回目 | 弟のノーマル車でも容赦なし |
えりあ | AREA51 | 大阪府枚方市 | 初参加 | 甘いルックスにカストロの香り |
arara | シグナスX | 京都市 | 初参加 | カエルの親もカエル |
カットゥン | Dio−ZX | 滋賀県栗東市 | 初参加 | 笑顔に似合わぬ強烈加速 |
ロッター | Solo改88cc | 三重県四日市市 | 3回目 | 三重県勢のイケイケ野郎 |
佳多奈 | グランドアクシス100 | 堺市 | 9回目 | 「最強のポジション」指定席 |
ランドマーク | JOG | 奈良県橿原市 | 初参加 | 30km/h台の仲間 |
えいまる | JOG | 京都市 | パーフェクト | 走りの悪さと体重の重さは別 |
出発前に、簡単なミーティングで今回の諸注意をいくつか。
・最高速度は50km/h ・信号無視厳禁 ・基本走行は2列の千鳥隊列 ・1←→2列の変更や後続車を追い越させるタイミングは僕の合図で ・原付1種&初参加の方は隊列の前のほうへ、原付2種や走り慣れた人は後ろのほうへ ・最後尾のケツ持ちは佳多奈さんにお願い |
あと、
・京都のローカルルールに従い、二段階右折は行いません(笑) |
予定時刻を30分ほど過ぎた、9時にオフ会はスタートしました。
本日のメニューは以下のとおり
日時 | 2009年9月6日(日) | ||
目的地 | 当日発表(もし行ったことがありましたらご了承ください) | ||
集合時間・場所 | 8時半 京都市右京区 マクドナルド西大路五条店 | ||
解散 | 京都府下で16時頃までに1次解散を行います | ||
参加条件 | 原付1種・2種(125cc未満)であれば、どなたでもOK 不測の事態に備えて任意保険、ファミリーバイク特約などの加入をお願いします。 本名と緊急連絡先を当日おたずねします(知り得た個人情報は解散時に破棄いたします) |
||
持ち物 | 時間があれば汗を流しがてら温泉に入るかもしれませんので、タオルがあるといいかも? | ||
予算 | お昼ごはん代+ガソリン代+おやつ(+温泉)=3000円くらい | ||
注意事項 | ・山間部も走りますので、長袖・長ズボンにグローブは必須です。 ・小排気量車での長距離走行は、車体に負担がかかりますので、 基本的な整備(タイヤの空気圧・オイルなど)は必ず行っておいてください。 |
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えいまるの目印 | 集合場所で、頭に「紺地にトンボ柄の手ぬぐい」を海賊巻きしています 紺地に肩にオレンジのラインの入ったナイキのTシャツと RSタイチの黒/シルバーのメッシュジャケットを着用 バイクはシルバーの「京都市山」ナンバーのJOGを予定 |
ツーリングの目的地はHP上では最後まで秘密とし、当日発表にしてみました。
このほうが期待感が増していいでしょ?
で、行ってきたところは、
・丹波自然公園で「田んぼアート」を見る ・かやぶき民家の「呑喰商さぶり」で お昼&鯨汁をいただく ・温泉「スプリングスひよし」でゆったり |
の、京都府下の3ヶ所です。
それでは、順番にたどって行くことにしましょうか。
第2章 激ノロ先導車 京都市右京区・西大路五条→【R162】→右京区京北・ウッディ京北 |
京都市街の脱出は、西大路通の北上→御池通の西進→R162周山街道がわかりやすいのですが、
西大路通は 交通量も路上駐車も信号も多く隊列が分断しやすいので、
西隣の2車線の佐井通(春日通)を北上し、御池通に出ました。
出発直後にオフ会ご一行様の写真を撮りましたが、先頭付近にいるランドマークさんとカットゥンさんは
「なにやってるんやろ、この主催者は」的な表情をしていました
信号待ちや走りながら写真を撮るのは 僕の最近のスタイルでして、
いつでも写真が撮れるようにデジカメを首からぶらさげています。
この僕のスタイルが皆さんわかってくると、走りながらデジカメを構えても、ポーズをとってくれるようになりました(笑)。
最後尾の佳多奈さんのさらに後ろに、お見送りの赤カブさんがおられましたが、
いつの間にかその姿が消えていました。
どうやら、彼のカブの走行距離が「5ゾロ」になったとかで、シャッターチャンスを逃したくないと離脱したようです。
ご一緒できたのはわずか4km。次回はフル参加でどうぞ〜。
R162の福王子交差点を抜けると、街とはお別れ。このあと1次解散まで山間部とのお付き合いです。
次の休憩ポイントは、右京区京北の「ウッディ京北」。約30km、所要時間は1時間20分の予定。
オフ会ご一行様の直前には日産ムラーノがいたのですが→ それが信じられないほど遅いスピードでR162を走り続けるのです。 カーブだけでなく、直線であっても。 加速が鈍い僕のJOGですら普通にトレースできるほど、遅い。 百歩譲っても、遅い。 教習所の初路上教習車より、遅ーーーーい!!! K帯で喋ってるとか、お年寄りとかではなく、 本当に運転がヘタクソなのだと思われる走りを延々と。 ペーパードライバー講習受けてこいよ。 |
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その後ろには、金魚のフンのような車列が出来、プチ渋滞を引き起こしています。
僕単独だったら、自分のバイクが原チャで、中央線が黄色で、上り坂の三重苦であっても追い越しをかけていたことでしょう。
ムラーノのドライバーは、自分の後ろがどうなっていようが我関せずの極ノロペースで走りつづけ、
福王子からの約7kmを先導した後、ようやく高雄の駐車場に入っていきました。
その後姿を睨みつけることは忘れません。
と、いうことは、オフ会ご一行様を引き連れてる僕が大車列の先頭になるやん!
これはアカンがなと、ムラーノと同様に駐車場に一時避難し、後続車をやり過ごします。
かなりの台数の車が僕たちをズバズバと抜いていきました。
再び走り出すも、9月の最初の日曜で晴れとくれば、車で遠出やバイクツーリングする方も多くて、
何度も追いつかれ、そのたびに端っこによるように手で指示を出し、やり過ごします。
速度の出やすい中川トンネルや笠トンネルでは後続車に追いつかれても譲ることができず、
最後尾でブロック役の佳多奈さんに負担をかけてしまいました。
また、今優さんは確か前から3番目を走っていたはずなのに、上り坂になると5番目あたりまで落ちています。
R162の坂道はメリハリがあるので、プレスカブではキツかったかな。
toono「えいまるは後ろ振り返ってばっかりで、全然前見てねーじゃん」
そうやで。前は適当にしか見てへんよ。スピードも遅いし。
それに、田舎道での前方に迫る状況なんて知れてるしね(侮ってるわけではないけど)。
そのために前週に実走の下見をしてるんやし。
前を向いてるように見せかけてバックミラーを睨んでいたし(笑)。
バックミラーだけでは全員を把握しきれへんから、何度も直接目視で後方を確認してたんやわ。
前方の状況よりオフ会ご一行様の安全走行に注力してるってことやで。
栗尾峠の上りでは、笠トンネル出口で譲った山崎パンのトラックが僕たちに道を空けてくれました。
原チャの僕たちに気を遣ってくれんでもいいのに…と思いながらも好意に甘えて追い抜かせてもらうことに。
ピッピッ(JOGクラクション)と、手を上げて感謝の気持ちを表すと、
続いて
ファファッ
のクラクションが。
をっ、山崎の4tトラック、純正のエアホーンじゃなくてエスカルゴ型のホーンを入れてるのか?
峠を下り始めると、道がレコード盤となり、細いタイヤでハンドルを取られそうになるのでゆっくり目に走行。
すると、また新たな後続車や速そうなバイクが追いついてきていますが、休憩ポイントは近いからもう譲らない、
いや、こんなところで譲れない(怖)。
ちなみに、速そうなバイクには坂を下りきった先の赤信号で抜かれましたorz
第3章 居眠り運転撲滅運動 右京区京北→【R162】→【府道78】→【府道19】→南丹市日吉町→ →【府道50】→【府道445】→京丹波町→【R9】→丹波自然公園 |
それでも、予定より早く9時50分にウッディ京北到着。 ロッターさんのリアブレーキからの異音は、チェーンが鳴ってる音じゃないか、と、 直前を走っていたおいてけさんの指摘により、問題なしと判明。安心したねぇ。 |
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さて、向かいにあるスーパー「サンダイコー」でお昼ご飯の買い出しをするのですが…。
重大な問題発生。
予定より早く着いてしまったので、スーパーがまだオープンしてません!orz
ま、開店は10時ですので、あと少しやんと話していたら、
本日も繰り返される問題発言↓
toono「ヘッド(死語)が早く店を開けてくれるよう交渉してくれるのかと思った」
誰がヘッドや、リーダーと呼ばんかい。それにもっとハイレベルな交渉をさせてくれ!
ねじの増し締めをしたいけど、誰かメガネレンチ持ってない?の声に、
今優さんのカブのリアに2丁掛けしたボックスの引き出しから工具がどっさり(笑)。
動くバイク屋さん状態やねと、皆感心してると、
そうしたら、「タイヤレバーもありますよ」とわざわざ取り出して披露してくれました。
その辺でバイク修理のテキ屋をやって小遣い稼ぎしていくか?(笑)
先ほどの「ファファッ」のクラクションの正体が明らかに→ 音の発生源は山崎パンじゃなくて、ここやったか(笑)。 原チャにカッコいいホーンの音は似合わへんわ〜。 って、どこにつけてるんや…。 |
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10時を過ぎ、買い出しに行くオフ会ご一行様。 店内に入るや否や買い物カゴを手にするmomoさん。 いったいどれだけ買うのか?巨大なボディにどれだけ収まるのか? 個人的にちょっと興味がありました。 すると、2Lのお茶のペットボトルを入れてレジに並んでいます(笑)。 |
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曰く、「のども渇くし2Lは必要でしょう。168円ですよ(安)」
彼なりのチミツな計算の末なのでしょうが、デカいペットボトルのせいで、一緒に買ってるお弁当のサイズが小さく見え、
バランスが合ってません(笑)。
僕は甘いものが恋しくなって、チョコレート売り場でウロウロ。
今日は暑いし溶けちゃうから、皆で小分けして今すぐ食べきれる「DARS」がいいかな?
すると、
ロッター「『DARS』は12粒入りですし、やめたほうがいいですよ」
今日の参加者は13名。これでイス取りゲームやって皆をヒートアップさせてみても楽しかったかもよ。
いや、もう十分熱い(暑い)か。
無難にチョコフレークをスティック状にしたものを買ってバリバリ食べていたところ、
arara(母親)「低血糖を口実に朝からチョコレートなんか食べて」と注意される。
放っといてくれ、食べたいから食べてるんやと反論している様子をニヤニヤと傍観しているカットゥンさん。
我が家の日常を垣間見られてしまったorz
買い出してきた昼ごはんを、それぞれのバイクに収納。
arara(母親)「お昼は何時ごろ食べるんですか?」
主催者に気を遣ってるのか、息子に丁寧語ですか。気色悪い。
13時までには食べます!
この暑さとエンジンの熱気でお弁当が傷みはしないか心配での発言だったそうです。
いつもメットインに食べ物を入れてる僕ですが、そういうことに考えが行きませんでした。
さすが主婦(^^;)
買い出しに予定より時間を食ってしまい、忘れていた自己紹介も済ませ、
10時40分に京北を出発です。
気温が上がり、夏の再来にあちこちから「暑い」の声が上がります。
おっ、突kさんが涼しそうなメッシュジャケットを着ています。
突k「釣り用のを着てきました」とのこと。渓流釣りをするそうで、ソッチ方面の装備をうまく使いまわしています。
バイク用のメッシュジャケットの僕は、走ってるときは丁度良いんですけど、止まったら暑いです。
海水浴のオフ会に変更すべきやったな(笑)。
集落をつなぐ府道78号や府道19号はのどかな2車線道で 信号もなく、車もほとんど来なく、僕たちの独壇場です。 区間24kmを27分で結ぶ、本日一番の快走となりましたからね。 後から聞いたら「一瞬寝てた」人、複数。 ふふふ、そんなに気を緩めてられるのも今だけよ。 後半にゃ、目がガンガンに冴えるスペシャルコースを 用意してあるからね〜。 先頭の僕は、前方にみえる黒いひも状の物体を発見。 産業道路だったら、トラックの荷台の幌を縛るゴムバンドならぬ 自転車のチューブがほとんどですが、 山に囲まれた田舎道の場合は、大概ヘビです。 あわてて避けましたよ。 道路を横断中のヘビや轢死したヘビ(仏)が多かったですね。 |
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南丹市日吉町付近ではJR山陰本線と並走。 特急・天橋立とランデブー。 対向からツーリング中らしいバイク集団と 幾度となくすれ違います。 前回の原付オフ会では、先頭の僕がピースサインをしなくて 対向のバイクからピースがもらえなかった経緯があるので、 それらしい対向のバイクには手当たり次第 ピースを投げまくりました。 後続の皆もしてくれたかな? 打率(返答率)は2割くらい。 うーん、これでは1軍で使ってもらえへんがな。 やっぱり先頭がJOGで迫力に欠けるからアカンのか?orz |
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予定を押しているので、意識してスピードUPし時間稼ぎ。
まもなく丹波自然公園というところの信号待ちで、今優さんが僕のところに駆け寄り
「ゆっくり走って!」と悲鳴に近い声で訴えかけてきました。
カブがオーバーヒート気味で、スピードが出ないようなのです。
いや〜悪い悪い。最高速度設定の50km/hをオーバーして走ってましたわ(謝)。
慌てた成果が実り、遅れていた時間を取り戻し、
11時半、第1の目的地である、丹波自然公園に到着です。
駐車場にバイクを止めていると、SHIFTさんの砕け落ちるような叫び声が。
メットインに入れていたお昼ご飯のカラアゲのパックのふたが開いて、
レジ袋の中でカラアゲがdancing してました(笑)。
ここには、田んぼをキャンバスに見立て、 植えた色の異なる稲で巨大な絵を描く 「田んぼアート」があります。 全国各地で見られますが、京都で初の試みと、もらったチラシには 書かれていました。 あれ?宇治市で去年(2008年)に「源氏物語1000年記」を記念した 田んぼアートやってませんでしたっけ? ま、それはともかく、 鉄パイプを組んだ特設展望台に上ると、その姿が浮かび上がります。 いっぺんに全員で上ると定員オーバーで展望台が崩壊しそうな つくりですので、数人ずつね。 ご丁寧に「無料」と書かれていますが、 これが有料やったら担当者袋叩きモンやで(笑)。 |
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絵柄は見てのとおり。 チラシには、「今こそ 『基本にカエル』、『気持ちをいれカエル』、『故郷にカエル』、 そんな伝えたいメッセージを“稲のオブジェ”で表現したい」と。 名称は「あっぱれ田んぼ」。 「『カエル』の後ろに太陽の光が射し、カエルが人間社会の情勢を憂い、 あっぱれな姿を表現していることから名づけられた」、とチラシ(以下略)。 実は僕、このカエルを見に来たのは今シーズン3回目です。 1回目は夏の盛りに。2回目はオフ会前週の下見に(笑)。 係のおじさんが以前僕が訪れたことを覚えてくれていました。 僕ってそんなにインパクトあるのかなぁ(;・∀・)
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たまたまほかに来場者がなく(場所的にあまり来ないとは思うが)、
展望台下の「運動会テント」の日陰をオフ会ご一行様が占領し、田んぼ関係者を装っています(笑)。
とにかく暑くて。前週の下見のときはメッシュジャケットじゃ寒かったのに!
9月上旬に稲穂が実りはじめ、黒米や赤米といった古代米の色が出て鮮やかになるらしいのですが、
田植えが2週間遅れた上に日照不足で生育が予定より遅れているそうです。
それを期待して日程も設定したのに〜orz
畦に下りて田んぼ自体を観察。無農薬で育てているため、 田んぼにはオタマジャクシやカエルがたくさんいますし、 シオカラトンボがさわさわと飛んでいるなかに、アキアカネが1匹。 見掛けの季節に惑わされるニンゲンと違って、小動物たちは季節に正直ですね。 靴も靴下も脱いで、ズボンの裾までまくって田んぼに入る気満々なのは誰や〜〜(-_-;) そこへ、 toono「田んぼ評論家の皆さん、出発しますよ〜」(笑) |
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第4章 我が家のような空間 丹波自然公園→【R9】→【府道80】→南丹市日吉町→【府道19】→南丹市園部町 |
↑距離があるように見えますが、16km、30分で走れました。
信号待ちでの一枚。僕がカメラを向けると反射的にポーズを決めてくれます→ そのノリがいいねーいいねぇ〜。 |
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その信号待ちで、僕らと正反対のバイク乗り、
旧車會の暴走族仕様のバイク集団が、騒音公害撒き散らしながらのツーリングに遭遇。
いい歳こいて社会のツマハジキ的行為をして、恥ずかしくないのかねぇ。
オフ会ご一行様の次の目的地は、南丹市園部町にある「呑喰商さぶり」です。 そこへ各自のお昼ご飯を持ち込んで、主が汁物(300円)を振舞ってくれる 算段になっていました。 ここは、かやぶき屋根の民家で1日1組限定のお宿を営んでいて、 宿の主も母親の店の常連さんです。 なので、場所提供をお願いするのは容易なことでした。 ちなみに、母親がオフ会に紛れ込んでいることは、この時点では主も知りません。 |
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こんちは〜えいまるです〜、おじゃましま〜す。 誰かが揃えたわけでもないのに…これは、おれの自慢であり、誇りや。 これを見て、僕は本当にいいバイク仲間に囲まれているんやな と改めて実感しました。 |
目立たないようにしていた母親が主にその姿を見せると、主は母親の行動力と、その若さに感心していました、
が、母親より年上の主は、毎週 園部〜京都間の40km余りをスーパーカブで往復していたツワモノだったり(笑)。
類は類を呼ぶのかなぁ。
整えられた座敷があり、 奥の間には甲冑や年代ものの銃などが 並べられています。 |
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隣の板張りの間の囲炉裏では、鯨の皮を味噌味で煮込んだ「くじら汁」が おいしそうな湯気を立てていました。 「皮」といっても 寒い海を泳ぐために、皮下脂肪がたっぷりついていました。 いまどきの新建材ゴテゴテの洋風建築ではなく、昔ながらの民家は、 精神も落ち着かせてくれます。 |
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突kさん、カットゥンさん、おいてけさん、momoさん、ロッターさん、そして僕の6人が 囲炉裏を囲み、 残りの7人が座敷に座ります。 腰を落ち着けたとたん、そこここから機関銃のようにトーク開始。 これまでに十分休憩してたっぷりお喋りをした感があるのに、ネタの尽きない オフ会ご一行様。 それもくじら汁が全員にいきわたり、食べ始めると、とたんにシーンとなります。 やっぱり食う口としゃべる口は同時に出来ないか(笑)。 面々のこのギャップがいいね。 相当な築年数を経ているこの民家の梁は、囲炉裏の煙にいぶされて 黒光りしています。 しかし、囲炉裏組は、その雰囲気は抜群に良いものの、 今日の暑さに加えて囲炉裏の熱さで灼熱地獄。 僕なんぞ汗をぬぐいながらご飯を食べていましたよ。 ついでに煙もモワモワとすごくて、着ている物は当然、カバンなどまで ススの臭いが染みついてエライことになっていますorz くじら汁は、皆さんの好みが分かれたところでしょうが、僕は鯨のこってりした脂身に ハマりそうでした。 食感はコリコリしていて、味はクドくしたハマチに近いかな。 |
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囲炉裏組が暑い熱いと言いながらも汁のお代わりを繰り返し、具が全部なくなって汁だけでも飲んでる奴(僕)までいるのに対して、
座敷組はさっさと食べ終えて雑談モードに入って完全にくつろいでるがな。まだ終着駅ちゃうど!(笑)
とか思いながらも、家にいるような居心地の良さに根っこが生えて、
主催者の僕までもが、今がオフ会のツーリングの途中だということを忘れてしまいそうになっていました。
おかげで、ここまで飛ばして走り取り戻した時間のロスを、再び背負うことになるorz
ブログ更新魔のおいてけさんが、「せっかくいい所に来ているのに、iPhoneが圏外でブログが更新できない」と嘆いています。
同じくソフトバンク携帯のランドマークさんも圏外。
ウィルコム一筋のえりあさんと僕は「バリ5」なのに、負けてるやん(笑)。
このまま居座ってしまいそうなご一行様をたたき起こし、オフ会の続きに入ります。
13時40分に「さぶり」を出発。
第5章 裸の付き合い 南丹市園部町→【府道19】→南丹市日吉町→【府道50】→スプリングスひよし |
食後の眠気が来る間も無く、10分ほどで本日の最終目的地、温泉ですよ、温泉。 汗を流して気分もリフレッシュしたいですもんね。 この道中5kmほどだけ、僕はジャケットを脱いで半袖で走行。 暑くて辛抱がききませんでしたm(_ _)m で、対向を走るバイク乗りたちにピースサインを繰り出しても、 ことごとく無視されるorz この格好では、ガキンチョの集団走行にしか見えなかったか。 バイクジャケット着てるか着てないかの差って、大きいねぇ。 |
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↓ 先客のバイクに、誰となしに笑い出します。
えりあさんが「?」の表情でしたので、種明かしをしてあげました。
これは僕のバイクではありません(笑)。白バイ乗りに憧れはすれど、こんな特徴が際立ったカスタムはしない(笑)。
僕の「2相棒」の写真はアチコチに載せていますので、探してみてくださいね。
「スプリングスひよし」は、京都府中部圏では数少ない温泉施設です。
なので、交通アクセスの良くない割に入浴客が多いことでも知られています。
araraさん(母親)と、SHIFTさんは個人的な理由により入浴を辞退され、残り11人で温泉にドヤドヤとなだれ込みます。
入浴料は800円(休日)ですが、JAFの会員証を提示すると優待で700円になります。
JAF会員本人だけが優待対象やったら不公平やなぁと思っていたら、
係の方が「会員証1枚で5名様までOKです」
カットゥンさんと僕の会員証を提示して、全員優待価格となりました。
…何かおかしい気がしますけど、黙っておけば大丈夫(^^ゞ
14時過ぎに入浴開始。
時間の都合上、15時に風呂から上がるように言いつけてありましたので、体をササッと洗って、大急ぎで湯船へ。
屋外の露天風呂では体の緩んだ全裸のおじさんらが寝っ転がっていて目の毒です(涙)。
風呂をあがり、
おいてけ 「また脱いだ服を着なくてはいけないのが…」
そうです、おいてけさんは「さぶり」で僕同様にススまみれになっているので、着替えを持ってこなかったのが痛い。
参加要綱の「持ち物」に「タオル」しか書かなかった僕に
責任の一端がある気がしないでもないが、やっぱり黙っとく(^^;)
ま、心配はいらん、僕も着替えはパンツしか持ってない。おいてけさんとほぼ同条件やorz
そのへん、休みは温泉めぐりをしているという突kさんとカットゥンさんは、ちゃーんと着替えを持ってきていました。
用意周到、亀の甲より年の功ですな(違)。
僕のロッカーを開けると、中から全面的にススの香りが立ちこめ…もう最低orz
風呂上りにはコーヒー牛乳…がお約束ですけど、 眠気を飛ばすため、僕が普通のコーヒーを飲んでいるなか、 「美山牛乳」を飲んでいる ランドマークさん(左)と おいてけさん→ 昼ごはんのときも飲んでいる人がいたし。 特濃牛乳にハマってますねぇ(笑)。 |
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外に出ると、強い午後の太陽が容赦なく照り付けるので、 マスコミにさらされる容疑者状態で日差しをさけてる ロッターさん(ジャケット)と カットゥンさん(タオル) → |
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風呂非入浴組と合流。
araraさんは、「黒豆パフェ」をなるものを食べていたとか。
どんなものかとたずねると、普通のパフェに黒豆が2つ乗っかっていただけって…。
第6章 JOGの異変 スプリングスひよし→【府道50】→南丹市八木町神吉→【R477】→京都市右京区京北 |
この先、日吉ダムの湖畔を通って、山を越え、 昼食を買い出したスーパーのある休憩施設「ウッディ京北」へと 一直線。 交通量が最も少ない区間でして、 山間の途中に突然開ける神吉の集落の 黄金色に輝く田園風景は僕たちをいい気分にさせて くれます。 |
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ところが、勢いよく走り出した…までは良かったのですが、
だらだらと長く続く上り坂に、僕の乗ってるJOGが音を上げたかのように失速。
アクセルを全開にしても30km/hくらいしか出ません。
以前から加速が鈍いなぁと気にはなっていたんですけど、まさかここでそれが出るなんて。
2番手を走っていたのは、同じくJOGのランドマークさん。
並走しながら地声で会話。
これでも全開やねん(ToT)
ランドマーク「こっちも30km/h台は伸びませんよ」
どうやら、JOG特有の症状のようで、半ばあきらめながらノロ〜っと集団を引っ張っていました。
後に、僕たちの考えは間違っていることが翌日に判明するんですけどorz (顛末記はこのコラムの最後に記してあります)
なお、重量オーバー説は黙殺することにする(笑)。
上り坂でモタついている最中に、たまたま走ってきた車やバイクに追いつかれ、
下手に止まると再加速不能の恐れがあるので平坦路になるまで無視して走行(スンマセン)。
神吉の集落を抜けるとR477。深い森の中にクネクネと伸びる1.5車線の 狭い道をにぎやかに走るオフ会ご一行様。 先ほど飲んだコーヒーのカフェインの力を使わなくても 目がガンガンに冴えるブラインドカーブが連発。 予定していたルートの中で唯一の難所です。 右写真はまだ見通しの利く杉木立の中ですが、 この先には、向かって左側が山の法面。右側が崖。少々の落石ありの ヘビーロードに。 |
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後続車両がほとんど確認できませんので、僕の見えないところで誰かが崖下に落っこちてないかと
気が気じゃなかったです(特に初参加者)し、
対向車も直前まで見えませんので、メットの内側で「どーか車が来ませんように」とお祈りしてました。
それなのに、現れるんですわ。車が、バイクが。
佳多奈さんのブロックもむなしく、
大阪ナンバーのVFRがオフ会ご一行様を強引に抜いていってくれました。
コイツは万一対向車が来たら、正面衝突しか選択肢がない状況ってのが分かったんでしょうかねぇ。
また、前方から複数の車が、それも道幅が1車線に狭まる区間で来てくれまして、離合に神経を使いました。
僕の祈りなんて その程度なんやな。
森を抜け、直線に出た僕がすぐにしたことは、今日何度繰り返したか分からない、後ろを振り返ること。
僕の後ろに12台の小さなバイクの姿が確認できたときの全身の力が抜けるほどの安堵感は、
主催者の僕にだけ分かるものでしたよ。
16時。ウッディ京北に戻ってきました。
僕が事前に立てていたプランの終着駅です。
このさき、急いで帰宅しなきゃアカン人います?
いれば、行きに走ったR162で京都市内へ戻ろうと思ったのですが、
挙手なし。
自動的に全員オフ会第2部に連行です(笑)。
駐車場には、漫画「頭文字(イニシャル)D」に出てくる、AE86トレノという昭和時代の車が2台仲良く停まっていました。
これまでずっと平静を保っていた佳多奈さんが突然反応。
「ネタを持ってきました」と何かを取り出しました。
なんとラジコンのトレノ…。それも痛車仕様(;´Д`) ホンモノの目の前で漫画同様にドリフトをいっぱいキメて 皆の視線を奪っていました。 ドリフト自体はホンモノより鮮やかで、レースに出られるなら優勝間違いなしでしょう。 |
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それよりも、オフ会に荷物をかさ張らせてまで
ネタ(ラジコン)を持参する彼の思考パターンがやっぱり理解できません(笑)。
あー、のど渇いた。何か飲みもん買う?
目の前の自販機を素通りして、またもや通りの向こうの「サンダイコー」に入っていくご一行様(笑)。
一日に2回も買い物に行くなんて、おれたちお得意様やん(^^;)
「アルコール度数0.00%」をコピーに売り出した、ビールテイスト飲料「キリンフリー」を飲んでるSHIFTさん。
それを知らん人には飲酒運転してるように見えるど(笑)。
それよりも、酔わない「ビール」がおいしいのかどうか非常にギモンやね。
栄養ドリンクでパワー補給をする愛知県勢。先が長いからね。 | ![]() |
また2Lの水を買ってるmomoさん(-_-;) その大きなボディの組成は水が主成分か?(笑) 僕はアイスキャンデー「ガリガリ君(60円)」。 高級アイスより、コレのほうが僕の口には合うわ〜。 あれ?皆の視線が痛いぞ? toono「全然ガリガリじゃねーのに、『ガリガリ君』かよ」 (-_-x) |
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第7章 エースで四番から控えのラストバッターへ 右京区京北→【R477】→花背峠 |
全員が時間に余裕があるなら、最遠方の中部方面組の帰路が少しでも少なくなるように、
東へ進路をとるのがセオリーでしょう。
と、なると、R477の難所、花背峠を越えなくてはいけません。
第8回オフ会でも走った、一気に上って一気に下る酷道です。
このときはLEADでスイスイ上がれましたが、今は加速不良のJOG。
キツい峠道を先導する自信なんぞ、これっぽちも、無い。
とりあえず、峠の入り口まで普通に走って、そこで先頭を代わってもらお。
さて出発するか…ところが、えりあさんのAREA51のエンジンがかかりません。
セルを回してもキックをしてもかからない。
toono「イタリアの空気が恋しくなったんだろ」
ニポンの湿気た気候はお口に合いませんか?(笑)
格闘すること約2〜3分。無事エンジンがかかりました。AREA51の機嫌が再び損ねないうちに走りましょ。
ウッディ京北から20km。花背峠につながる道の入り口に着きました。
おれはもうアカン。後ろに下がるわ。
我こそは先陣を切りたい人、いる?
“かっとび”toonoさんがサッと手を挙げました。
しかし、後が続かない…。
すると、toonoさんが続けて言いました。
「『原付2種→バカ→普通』に分かれて峠まで走ればいいんじゃない?」
…表現が気に障るが、内容はいいので採用。
かくして、いままで保っていた集団走行をやめ、
各自のペースで約12km先の標高770mの花背峠まで走ることになりました。
16時57分。出発。
SHIFTさんが先頭を切り、momoさん、突kさん、佳多奈さんら「原付2種」がスタート。
その後を追うようにロッターさん、araraさんが続きます。
次に、「自称バカ」、toonoさん、おいてけさんが勢いよく続き、
最後に「普通」、えりあさん、今優さん、カットゥンさん、ランドマークさん、そして僕がゆっくりと発進。
走り出しはまだ坂が緩いので1列でおりこうさんに走っていますが、
だんだんと坂が急になっていくにつれ、パワーのないバイクが遅れをとり、その間隔が広がっていきます。
まず、えりあさんが僕の視界から消えました。
AREA51から吐き出されたカストロール(オイル)の甘ったるい残り香が峠道に漂い、
同じ2サイクルエンジンの原チャなのに力の差をまざまざと見せつけられます。
それに引っ付くようにして今優さんも。
平坦路でヘコタレていたカブが、ここにきて元気を盛り返してきたか?!
ビィィーン
ふと右を見ると、僕の後ろにいたはずのカットゥンさんが笑顔を振りまき加速しているではないですか。
おのれ〜、初参加で主催者の僕と同い年やのに 何の遠慮も無く追い越すとは!!
彼の、朝から始終ニコニコしているその笑顔に癒されていた僕ですが、
このときの余裕のニコニコ顔には、僕の顔が般若と化していました。
見てろ、6.8馬力のJOGの底力を!追撃や!!
…アクセル全開にしても、全く勝負になりませんでしたorz
カットゥンさんは、このときに今日初めてアクセル全開で加速をしたと話していました。
何ということや。おれは数え切れんほど全開走行してるというのに!
ホンダvsヤマハの2サイクル原チャのガチンコ勝負、完敗ですがな(涙)。
最後尾を走りながら、原チャ集団を撮りたいとカメラを構えるも、
距離が開きすぎで望遠にしてもファインダーにキチンと収まらない!orz
こうして、
16時59分。峠道には僕とランドマークさんの2台だけになってしまいました。
しかし。
17時3分。ランドマークさんがどうやら 年齢がダブルスコアの僕に気を遣って控えめに走っているようです。
並走してる彼に「先に行け」と合図。みるみるうちにカーブの先へ姿をくらませました。
僕、最後尾。
とは言っても佳多奈さんの代わりのケツ持ちは務まらへんよ。
ついて行けへんだけ。単独最下位や○| ̄|_
主催者なのに保護者つきで、ダントツのインケツやなんて。
人生最大の屈辱ですわ。
なのに、それより遅く走る 青の軽四が左端に寄って僕に道を譲ってくれました。
全開で20km/h台に落ち込んでいる僕に先に行けとな?
技量を見誤ってるよ、軽の運転手さん!
ほとんど投げやり状態でモタモタと峠を上り、ようやく花背峠が見えてきました。
エンジンがブッ壊れるかと思ったけど、走りきれた〜。
と、安堵した僕を待ち構えていたのは、残り12人のシラけた顔。
「えいまるが(花背峠に)無事に着けるか賭けようか」と ちょうど話していた模様。
賭ける前に着いちゃって悪かったね!(-_-#)
←花背峠で一息つくオフ会ご一行様
先を走っていた皆さんの状況はというと、
先頭のSHIFTさんのスペイシー100の走りがあまりよくないので、後ろに進路を譲ったら、
おいてけさんとtoonoさんが飛び出し、それをmomoさんが追いかける構図になったとか。
佳多奈さんが追いかけようとしたけど、
「SHIFTさんにも追いつけなかった。グランドアクシス100は登りに弱い」と振り返ってましたね。
SHIFTさんは、araraさんにもアオられてたみたいですわ。
いくら100ccでも、大きな体が乗っかっていたら7馬力では力が足りないかな。
などなど、バトルモードになっていたようで、それはそれは楽しかったことでしょうよ。
主催者がうんと後方で一人苦しんでいたというのに!
第8章 もうひとつの酷道 花背峠→【R477】→百井別れ→【R477】→百井峠→前ヶ畑峠→京都大原三千院 |
ひとまず、酷道マニアのために、この先にあるVターンを強要させるR477百井(ももい)別れまで行くことにし、
僕の先導で花背峠を下り始めました。
何度も書きますが、この区間のR477は、超急坂の1.5車線で、つづら折りのカーブが続き、
そこをフルサイズの路線バスがフツーに走るクレイジー国道です。
momoさんがバス停の時刻をチェックしてくれ、今の時間帯は、バスが来ないことが判明。
それだけでも安心や。
SHIFTさん情報によると、教習所で「大型二種の教習生に、京都バスの採用担当が直々に
(花背峠の)バスの運転をしませんか?」とスカウトに来るそうです(笑)。
こんな極悪道、高額な「花背峠手当」とか付いたとしても、おれやったら遠慮するわ。大型二種持ってへんけど(^^;)
小回りでつづら折りを曲がると坂がキツいため転倒する恐れがありますので、 前方から車などが来てないことを確認し、 道幅をいっぱい使ってゆっくり大きくカーブを曲がります。 |
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僕が最初の左ヘアピンカーブを曲がると、上のほうから、
スザーッ
上を見上げると、今優さんがスピードを出しすぎて、カーブ手前で急ブレーキをかけリアブレーキがロック。
カウンターを当て気味にスリップしてました。
ひー、ガードレールを突き破った先は崖やど!
心臓に悪いわ。頼むからスピードを十分に殺して!
無事に百井別れに着きましたが、急坂のため、バイクがうまく止められません。
またUターンして逆向きに止めてる方が。
この先のルートをどうするか迷いました。
第8回原付オフ会では、無難な鞍馬ルートを取りましたが、
今日は京北からここまで同じルートを走っているだけに、さらに同じルートのトレースは面白くない。
約3名ほどがVターンをかまして、今までオフ会では走ったことが無いR477の先、百井峠へ行きたそうにアピールしています。
日が落ちかけていて山間部は薄暗くなっていますので、迷っている時間すら惜しい。
僕にすべてが委ねられています。
主催者として、この日最大の決断を下しました。
「百井峠へ行こう」
ニポン屈指の酷道へ僕は舵をとりました。
このメンバーなら、走りきれると信じたからです。
まぁ、原チャで走れるかどうかの好奇心も大きかったんやけど(笑)。
百井方面へVターンする僕(左)とランドマークさん→
直後にいきなりクライマックスが訪れます。
未舗装に近いくらい荒れた舗装路+推定勾配20%以上の急坂。
ハンドルを取られそうです。佳多奈さん曰く「暗峠(くらがりとうげ)もびっくりな急坂」。
スクーター軍団がパワー不足でことごとく撃沈しています(笑)。
僕のJOGなんか、本日最低の全開で15km/h。今度こそエンジンが逝くかと思いましたわ。
花背峠の上りでも僕と一緒に走ったランドマークさんが、
「(JOGの)調子が出てきたんで」と僕を二度(にたび)置き去りにしてくれましたorz
動画投稿サイトにこの百井峠の動画がありますが、あの動画ではこの道の迫力はわかりませんよ。
一度走ってみて懲りたほうがいいと思います(笑)。
百井峠(標高730m)の先に、小さい集落があるのは 驚きです。 そこでいったん集合し、隊列を組みなおして、 前ヶ畑峠(標高620m)からR367を目指し、 今まで坂を上った分を全部まとめて下ります。 momoさんに先頭を任せ、僕はやっぱり後ろにつきました。 |
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集落を過ぎるとすぐに前ヶ畑峠と最初からわかっていたら 僕が先頭を走ったのですが、
僕の無知のためにmomoさんに先頭を任せてしまうなど、悪いことをしてしまいましたm(_
_)m
下り勾配18%。落ちるような勢いの下り坂です。 途中のヘアピンカーブで皆が止まっているので、まさか転倒者が?とドキドキしましたが、 先に行ったマイクロバスが離合に手間取って先に進めなかっただけでした。 花背峠より走行環境の悪い道を、マイクロバスを走らせるなんて、相当な腕が要りますよ。 |
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坂を下りきると、R367。ここで1次解散となります。
18時。琵琶湖大橋→中部方面へ帰られる、 おいてけさん、ロッターさん、突kさん、toonoさんが本隊から離脱します。 滋賀県栗東市のカットゥンさんは本隊に残り、京都市内経由で帰りたそうでしたが、 京都→滋賀の県境のR1が大きく渋滞している旨の交通情報により、 中部方面組と一緒に琵琶湖大橋経由で帰ることになりました。 この写真を撮った後、5名は青信号を曲がっていきまし… ロッターさんがエンストして再始動に手間取り、青信号に間に合わず、 一人交差点に取り残されました(笑)。 次の青信号で追いかけて何事もなく合流できたようですけどね。 |
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終章 再び来たれ、原チャ乗り! 京都市左京区大原→【R367】→【府道40】→【加茂街道】→上賀茂御園橋→【堀川通】→油小路八条 |
8台となった本隊は、僕を先頭、最後尾はSHIFTさんに代わり、日が落ちた道を京都市街へと走ります。
峠越えが2回。僕のJOGはやはり音を上げ、1回目の江文峠では僕を先頭に大名行列状態になってしまいましたorz
峠を下りきり、道幅の広いところで後続車をやり過ごし、手を上げて車たちに謝りますが、
そのうちの1台に追い抜きざまに睨まれちゃいましたわ。
ずっと追い越したそうにしていたその車は、僕たちの前をエンジンをふかして通り過ぎた後、ヤケにゆっくりと走ってくれました。
ただの輩やん(笑)。
上賀茂御園橋の信号待ちでは、某宅配のジャイロキャノピーがオフ会ご一行様の車列に割り込み、ムリヤリ抜いてくれたり。
片側1車線で赤信号やのに、そこは急ぐところと違うやろ。
堀川通りに入ると、9時間ぶりの市街地走行です。 ずっと空いてる(?)道を走っていたので、車の多さに改めて都会の道路の走りにくさを感じました。 |
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それでも2列編隊を保ったまま堀川通を走りきり、
19時にJR京都駅そばの油小路八条、ショッピングモール工事現場の脇で最終解散です。
朝の集合から、ここまでの走行距離は、約190kmでした。これも原付オフ会としては最長記録です。
そんなに走った気はしなかったですよ。
奈良県組の今優さん、ランドマークさんはR24へ。
大阪組の佳多奈さん、えりあさんはR171へ。
momoさん、araraさんは京都市内の自宅方面へ。
SHIFTさんはレンタルしていたスペイシー100の返却へ行くので、僕もそれについて行きます。
これにてオフ会はすべて終了し、僕の主催者業も解かれました。
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JOGの不調は、駆動系の経年劣化によるもので、
バイク屋さんで、プーリーの清掃や、シーブ、ウェイトローラーの交換に、プラグをイリジウムにしてもらうと、
本来のJOGらしい強い走りを取り戻しました。
書き忘れていましたが、
佳多奈さんは、あらかじめ買っておいたチョコレートをジャケットのポケットに入れていたのをすっかり忘れ、
帰宅後に気づいたときには、悲惨な事態になっていたそうです(失笑)。
いつでも彼は、僕たちの期待を裏切りません(笑)。
蛇足ながら、母親は母親としてではなく、araraさんという1参加者として扱ったつもりです。
が、親離れできない子どもと思われたか、子離れできない親と思われたか…。
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僕はバイク乗りを15年ほどし、人生の多数を占めるまでになっています。
今までなら、天気のいい休日ともなればバイクと共に過ごすのが当たり前だったのに、
近頃それを敬遠しようとする自分の姿がありました。
「バイクの魅力」に陰りが出ているのは、
「僕にとってのバイクの世界」で、行き着くところまで行ってしまった他ならないです。
だけど、僕はバイクから離れたくない。それでも距離が遠のいていく。
ではどうするか?自分に問いかけました。
…もう、この先を書く必要はないですよね。
12人の仲間たちに感謝しています。
決して終わらせない。バイクがこの世にある限り。
ありがとうございました。
写真提供:momoさん、おいてけさん、SHIFTさん(提供順)。いつもありがとうございます。
こんどは三脚を持っていって おれも集合写真にいっぱい写るぞ〜!
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