おしりフリフリ




そういう歌詞の子ども向けの歌がありました。
アヒルかガチョウがお尻をフリフリしながら歩く姿を歌ったものだったと記憶しています。



ところで、乗り物にもお尻を振るものがあるんですね〜。



トラックなどです。

車体の「後輪の中心から最後尾までの長さ」のことをオーバーハングといいます。

普通に運転しているときはあんまり意識しないと思いますが、
車両は曲がるときに後輪を軸にしているんですね。
ハンドルを切ってバックするときは、後輪の位置が大事になってくるでしょ。そんな感じです。




で、トラックなどオーバーハングが長い車両は、
曲がるときに後輪を軸にしてその後部が逆方向に振られる
んですね。

だから、車体の長いトラックの場合はオーバーハングの影響も考慮する必要があるんです。




大型免許を取得するのに通っていた教習所の技能講習で、最も難儀したのは縦列駐車でした。
それまで軽四しか運転したことがなかった僕には、車長の長い大型車のオーバーハングが理解できず、
後輪はちゃんと駐車枠に入っているのに、枠を囲うように立っているポールに車両後部がしょっちゅう接触して、
教官から「基本がなっていない」と叱られたものです orz




そんなオーバーハングが影響する分かりやすい事故が、我らが山科区で起こりまして。




(c) 京都新聞



山科区で最も大きな交差点…というか、京都市内でも有数の交通の要衝で、
大型トレーラーが交差点を曲がる際、
積み荷の後部が隣の車線のバスに当たってしまった
んです。



しかも、写真にある山科駅方面から外環状線を南行きは、大型トレーラーは絶対と言っていいほど通らないルートです。
交差点が狭くて反対車線を塞がないと曲がれないからです。

いったい何があったのか。まさか道を間違えたとかのオチじゃないでしょうね…?




記事引用:京都新聞 2025年2月7日付朝刊