公道レーシングサイドカー
世の中には、いわゆる「正統派」ではない、一風変わったスポーツというか競技も存在しまして、
今回はバイクにまつわる そんな競技を紹介しようと思います。
単刀直入にいうと、サイドカーを使ったレースです。
バイクのレースというと、サーキットにしろオフロードにしろ、バイクに乗車するのはライダー1人ですけど、
サイドカーのレースは2人乗りで行います。
その車両を見ていただきましょうかね。
え?これ?
イメージしているサイドカーと違う、って?
そうでしょうね。これは速く走るために「単車」と「側車」ではなく、
最初から一つの車体としてフレーム製作し、カウルで丸っぽ覆った
「レーシングサイドカー」です。
「単車」は跨っておられる写真からわかるようにバイクそのもの。バイクはBMWのKシリーズが搭載できるそうです。
「側車」はガルウィングタイプのドア(?)兼 風防をそなえ、シートはレーシング車御用達のレカロ。
その名は「OCTRUN SportsTourer」
https://www.octrun.com/octrun-sportstourer
肝心のレースのスタイルは、ヨットのレース・セーリングと似ています。
セーリングは2人乗りのヨットで行い、己が体で船体のバランスを取ります。
(↓)日本セーリング連盟から画像を拝借しました。
https://www.jsaf.or.jp/fun
ヨットに乗るというより、船体に足をかけ、身を乗り出して船を操る。
そういう感じのことをサイドカーでやる。
つまり、こういうことです。
(↓)日本レーシングサイドカー協会から画像を拝借しました。
http://jrsa-sidecar.com
この画像、レーシングサイドカーが9台写っていますが、
一人で乗っているように見えるものがありますがどれも2人乗っています。
パッセンジャー(側車の乗員)の軽業師みたいな格好が(笑)。
セーリング同様、速く走るためには2人の息の合った動作が重要なようです。
そういうわけで、特殊なサイドカーですが、
最初に紹介したOCTRUNはナンバー取得して公道走行が可能です。
しかもサイドカーなのでバイクの免許で走行可能(の、はず)。
一般的な「単車」+「側車」のサイドカーは車体の形状からバイクとは運動性能も異なりますし、バンクさせて走らすのも難しいですが、
レーシングサイドカーは、「これまでの常識を覆す全く新しいサイドカー」として
直進安定性と軽快なハンドル操作、安定したコーナリング性能を実現している…そうです。
二人で走りに行くのも楽しそう!
そういう斬新なモデルと分かっていたら、おさわりして跨らせてもらたのに〜!
だって、コレ500万円もするんですよ!!
ちなみに、僕が出会ったのは「大阪モーターサイクルショー2010」で、でした。
今年2025年やど orz