路側帯 【｜】or【�U| 】or【||】 車道




法律文って「究極の悪文」と言われるけれど、今回取り上げるのも法律に出てくる専門用語もとい悪文です。


早速ですが、タイトルにあります「路側帯」ってどういうものですかね？

道路交通法第２条３−４に次のように定められています。


路側帯
歩行者の通行の用に供し、又は車道の効用を保つため、
歩道の設けられていない道路又は道路の歩道の設けられていない側の路端寄りに設けられた帯状の道路の部分で、
道路標示によつて区画されたものをいう。


↑二ホンの法律を掲載している「ｅ−Ｇｏｖ」からそのままコピペしたんですけど、意味わかりません。
僕がアホなのではなく、法律文がアホなんです。さすが悪文（笑）。


簡単にいうと、
「道路を白線で区切り、その路肩側を路側帯と呼び歩道とみなす」ということです。




さて、ここで問題です。




向かって右側の二重の白線も路側帯ですが、コレ、どういう意味ですかね？



　「ここテストに出るからな！」と先生が板書の語句に二重下線を引いたのと違いますよ！
　書類の字を書き間違えて訂正するときに引く線でもないですよ！！
　枕木を全部取っ払って線路だけになったのとも違いますよ！！
　水たまりに突っ込んだ二輪車の軌跡とも違いますよ！！ってこんな軌跡になったらおかしいやろ！！
　京都駅や高槻駅や大阪駅のホームの合理的な「ロープが下がります（ﾋﾟﾛﾘﾝﾋﾟﾛﾘﾝ）」とも違いますよ！！しかもあれは五本線や！！！（逆ギレ）



答えも出さずに続けて問題！


↓の向かって左側の破線と実線の白線はなんや！！



こんなんあったっけ？おれも忘れてた！！



正解はコチラー！！



(c) シンク出版



えーと（冷静）、どれも路側帯ですが、
車の駐停車の方法や自転車の走行可否が分けられています。

左の図の一本線の路側帯は歩行者と自転車が通行でき、車は路肩から７５ｃｍ空けて駐車ＯＫです。




たぶん、真ん中の図の、破線と実線の路側帯の名称が意味不明ですね。

…ではありません。


これは、路側帯の中に車を乗り入れて車を駐停車してはいけないという意味です。
駐停車そのものを禁止しているわけではありません。紛らわしいです。




そして、右の図の二重白線の路側帯は、↑の意味に加えて、自転車も走行禁止。
純粋な歩行者専用という意味です。





↑この車の駐車は完全にＯＵＴ（ﾃﾞﾃﾞｰﾝ！）、ケツバットです　(ｏ￣∇￣)＝◯)`ν゜)･；'。
ケツちゃうやん。




↑駐停車禁止路側帯と歩行者用路側帯の合わせ技。ややこしい。




ちなみに、これらの写真の撮影場所は京都市上京区と中京区ですが、
京都市独自の自転車専用レーンを示す弁柄（べんがら）色の線や、通学路を示す地道色の線も引かれ、
線だらけでなんかよく分からないことになってます。頭痛くなるわ　orz










↑自転車専用レーンは中途半端やし、左側の白線は収束してるし、右側は白線なくなるし　orz

（→コラム「『青枠（弁柄枠）』に進路を取れ」、「子どもたちを守る？ための色」）




画像引用：シンク出版様「路側帯の違いが分かりますか？」
https://www.think-sp.com/2012/11/19/tw-rosokutai