再再再配達




ネットショッピングネットオークションフリマアプリなど良く使っていますか。

まー便利ですもんね。いつでもどこでも売ったり買ったりできて。

そんな様々な形態の個人取引を支えてくれているのが…、代表してこちらの車両を紹介しときます。









たぶん国内最大手の宅配業者のトラックです。
朝から晩まで配達してくださり、本当にありがとうございます。


ドライバーの彼ら、トラックから降りたら二の足で歩く…のではなく、いつも駆け足のように思います。
こなさなければならない配達の件数が多いのでしょう。




一定額以上購入すれば送料無料を標榜している超大手ネット通販サイトがありますが、
宅配業者が送料を全額負担しているはずがないですので、その分はどこかに転嫁されています。

大元が大盤振る舞いするとは思えませんので、
たぶん送料が不当に値引かれた上に商品価格も叩かれているんでしょう。
泣かされるのは常に末端の人々。


購入者は便利と引き換えに、送料の一部でもいいから払ってやれよ。



そんな宅配業界を圧迫するのは、配送量(料)だけではなく、別の問題もあります。




再配達




配達時に不在で、時間を改めてまた配達に行く…。なんと無駄足なんやろう。



僕らが子どものころの宅配業者なんて、先ほど紹介した大手のところですら、
不在だったら隣近所の家に預かってもらうか、
玄関近くの物陰に新聞紙などを掛けて見えないようにして置いておく
のが普通でしたよ。



それがいつからでしょうか、不在だったら荷物を持ち帰るようになり、
電話一本で指定した時間に再度持ってきてくれる
ようなお手盛りに変化したのは。



しかも、時間指定で再配達を依頼しておいて、更に不在とか、ドライバーさんがかわいそうですわ。
それでいて再配達は「サービス」なんですから、ドライバーさんはたまったもんじゃないでしょう。

荷物を蹴飛ばしたくなる気持ちは分かります。そんな動画がネット上で炎上しようが僕が許します。
何度も不在のお前が悪いんやがな。言い訳は聞きたくないど。
2度目の再配達からは、受取人から手間賃を取ったったらエエねん。




そんな再配達のために余計に走行している距離がTVのニュースで流れてました。

その距離なんと5億2000万km!!地球1万3000周ですよ!



地球〜太陽間の往復はお茶の子サイサイですし、
何でしたら、再接近した木星のそばまで行けますぜ(笑)。



この壮絶な走行距離が何基準かがハッキリしないのですが、
5万2000台のトラックが1万km走れば達成できますので、案外「年間」で、かもしれません。



相当なムダ走行。言葉がありません。



最近でこそ、それが問題視されて、
集合住宅などには「宅配ボックス」などの鍵つきロッカーが据えつけられ、そこに荷物を入れておくスタイルが増えてきています。

でも僕は、不在なら 昔のように隣近所に預けるか物陰に置いておくスタイルでエエと思うんですけどね〜。