車も憧れた?セパハン
バイクのハンドルには2種類あります。
ひとつは、バーハンドル。いわゆる「バーハン」。
一本のパイプ状の金属をぐにゃ〜と曲げて作るタイプのものです。
自転車も同様ですね。自転車の場合は曲げ方によって「ドロップハンドル」など名称と使い方(握り方)は変わりますが、
基本は1本のパイプをぐにゃ〜と曲げてます。
ま、バイクにとっては基本のハンドルのタイプですね。
ライディングポジションが直立する、いわゆる「殿様乗り」で、扱いやすく乗りやすいです。
ネイキッドバイクからオフロードバイク、スクーターに至るまで多種多様なモデルで採用されている多数派ですね。
ところが、バイクにはもう一つ、まったくタイプの異なるハンドルがあるんです。
それがセパレートハンドル、普通は「セパハン」と呼ぶこの形。
さっき、ハンドルは1本のパイプをぐにゃ〜…と書きましたが、
セパハンはseparateの文字通り、ハンドルが別々のパーツに分かれています。
正確には、ハンドルのステー(支え)にグリップの部分がそれぞれネジ留めされている、と。
今やから恥をしのんで告白しますが、
僕、セパハンって意味を最近まで知りませんでした。
長きにわたりセパハンのバイクばかり乗り継いでいるにもかかわらず、です orz
僕のバイクを見た人が「セパハンはカッコいいな〜」と言ってくれても何のことか分からず、
「そやろ〜、そやろ〜」とテキトーにかわしていたんです orz
正式名称がセパレートハンドルと知り、その英語からようやくその意味が分かったんです…。
検索すればすぐ分かることなのに、知ったかぶりして放置プレイしてました…。
本当に恥ずかしい orz
そして、セパハンに憧れる人が一定数いることも納得しました。
では何故バイクにはセパハンがあるのか。
それは、低いハンドル位置によりライディングポジションが前傾姿勢となることで空気抵抗が減り、
体重が前輪にかかることで車体の安定度が増すからです。
その必要に駆られるバイクといれば、サーキットを走る、レーサー。
そう、レーサーに憧れてるんですね、セパハン好きの人は。実は僕もそうでした(笑)。
(→コラム「おれたち国際A級ライダー気分」)
だから、バーハンのバイクを、セパハンに付け替えたりする方がおられますが、
セパハンのカスタムが似合うバイクって限られています。ライディングスタイルが大きく変わりますからね〜。
僕が見た中ではネイキッドの雄、CB400SFをセパハンにしてるのを何台か見ましたが、妙な前傾姿勢に違和感ありありでした。
逆にセパハンのVFR800(1型)をバーハンに替えた白バイ、VFR800Pは、僕がベース車種(「2相棒」)に乗っていただけに、より違和感が。
アレの殿様乗りは個人的に許せんかったなぁ。セパハンのままで乗れよ。
うーん、バイク乗るんやったらバーハンの方が様々な点でラクでいいと思うで〜。
セパハンのバイクは、ハンドルの切れ角が少なくて取り回しに難儀するし、
タンクに大事な部分が当たる(笑)か 腹がつかえる(苦笑)し (僕は後者です orz )。
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コチラのご提供いただいた写真は、日産の某スポーツカーの盗撮です。
よくご覧ください、見事なセパハンですよ!(笑)
え?そのセパレートは意味が違う、って?!
いや〜、貴重な車のセパハンやと思うで〜、僕は。
(そうか、僕の「2号R」もセパハン外しといたら安心やな(笑)。)
写真提供:銀次さん。ありがとうございます