道路をも真っ二つにする御神木
モーゼは海を真っ二つに割って道を作り逃避行の手助けをしたけれど、今回は逆。
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新しく道を作るときって、
【1】いにしえの時代の旅人が行き交った街道を整備したところ(例:東海道、中山道など)や、
【2】山を切り開き、トンネルを掘り、谷に橋を架けたりの新規開拓、
【3】過去と未来を時空を超えて繋いだり、地球と月を太いチューブで繋いだり、天国から地獄へ糸を垂らしたり、
まぁ3パターンあると思います (゜o゜(☆○=(-_-
)ゲシッ
今回紹介するのは【1】のパターンかな〜。
ところで、立派な大木には神が宿り、
うかつに伐ると たたりがある…などと聞いたことがありませんか。
そんな風に長年言われてきましたが、最近では道の開通が最優先で、
ンなもん迷信迷信と気にせずバッサバッサ切ってるようですが。
ま、非業の死を遂げたなかの幾人かは、きっと大木を伐った木こりがたたられたんやと勝手に思ってます。
ツーリング中に案内標識の表示にそそのかされて、予定と違う道を走っていた僕。
福井県越前町にある、越前海岸と内陸を結ぶその小さな県道の、小さなカーブを抜けると、
いきなり立派な大木が視界に飛び込んできます。
この木は明らかに通せんぼをしているのに伐られず、道路が遠慮して二股に分かれています。
距離を取って眺めても見上げる高さで 23mもあり、千足杉というそうです。
天然記念物と標識が立てられていました。そら伐ったら どエラい目に遭うわ(笑)。
根元にはお地蔵さまも祀られてるしなぁ。
昔々からここに立って旅人の安全を見守っていたんでしょう。
やっぱり大木は神神しい。
そして自分の信じる道を外れて走って御神木を見つけた僕も偉い(違)。