同情するなら米をくれ




〜令和の米騒動〜

お米の価格がたったの1年で倍になってしまった。
5kg2000円程度だったのが、今や4000円オーバーに。




ニホン人が米離れしているといわれて久しいですね。主食なのに。


確かにお米の消費量は減っていて、

1人あたりの年間消費量が、
この半世紀あまりで約2俵(120kg)→1俵を切って50kgくらいになったそうです。
お米をたくさん食べる国民だったんですね。



かつて米は国力を表していましたよね。加賀100万石というふうに。
それは主食が、その生産がいかに大切だったかを物語っています。


まぁ、パンとかパスタとか、うどんそばラーメンと主食に替わるものも充実してますからね、今は。
「米が無ければパンを食べればいいじゃない」などと抜かしたらフランス革命を待たずにギロチンにしてやる!


ですけど、そういうのばっかり食べてると白いご飯が恋しくなりません?

それに、牛丼にせよカツ丼にせよチャーハンにせよカレーにせよドリアにせよ炊き込みご飯にせよ、
パンやパスタじゃ代用できませんよ!



I LOVE 米 の僕は1日3合食べますので、米の消費がとても多く、
価格高騰の折、我が家のお米代が1万5000円/月になったと家族からイヤミを言われ、
泣く泣くご飯の量を小ぶりの丼鉢2杯から1.5杯くらいに減らしてみたけれど、やはりお腹が持たない…。



そうこうしているうちに店頭からお米が消え、「サトウのご飯」がお米コーナーを占領するようになり、
たまに売っているお米も価格が更に上がる。



少し価格の安い混合米(ブレンド米)も試してみたけれど、米粒が割れているなど粗悪で、
ボソボソしていて、カレーをかけてもおいしくない。冷ご飯などもう無理。
おれを愚弄してるのか?!



物価高で食費を抑えてるけど、せめて主食くらいおいしく食べたいとコシヒカリ100%のものを買うことにしたんです。
単一米は炊きあがって炊飯器を開けた瞬間に立ちのぼる香りが全然違うんやもん。
もちろんおいしさも全然違う。品質の悪い米ばっかり食べていた僕の感激具合はいかほどだったか。




ようやく政府が動き出し、政府が非常事態に備えて備蓄していた米が放出され、市場に出回り始めました。
でも、特定の大手小売店にしかなく、僕の地元のスーパーはどこも扱ってない。

どこに行けばあるのやろうと人づてに情報交換をした末に、備蓄米を扱っているという店を知り、
買い出しに行き
ましたよ。



(↓)無事にGETしました!













このお店では残り3袋でした。ギリギリセーフ(笑)。

単一米が4500円、混合米でも3000円台のなか、ビックリ価格やん。




そんな備蓄米ですが、
ずっと保管してあるお米なんて不味いに決まっている、農林水産大臣が「おいしい」と言い放った試食シーンはパフォーマンスに違いない!
との下馬評もありました。

が、実際に口にしたら割とおいしく食べられましたよ。
さすがに単一米には及びませんが、主食として十分の味。



I LOVE 米 の僕も満足です。これで燃費がアメ車の僕の腹も安心して満たせます(笑)。
めでたし めでたし。




…という話を友人にしたら、一言、
「実家からいつも米を送ってもらってて、自分で買ったことないわ」


糸色 文寸 | こ 言午 さ ー ん !!!  |д゚)ノ⌒●~*



(※なお米粒が割れていた粗悪米はチャーハンや雑炊にしたらおいしく食べられましたよ)



(2025.7.26)