1000年働いてクルマ1台
世界には200ほどの国と地域があり、様々な歴史や生活習慣の上に成り立っています。
僕達の国、ニホンにおいても、おのおのが満足だったり それなりだったりの日々を送っているかと思います。
その一方で、食べ物がなく疫病が蔓延しその日を生きられるかどうかもわからなかったり、
銃弾が飛び交い常に命の危険と隣りあわせだったり…なんてところも現実にはあるわけです。
僕もいろいろと深く考えこむことがあり、夜眠れなかったり…な〜んてこともありますが、
ここで新聞記事をお目にかけます。
ちょっと長めの文章なんですけど、重要なところに薄く色を入れてますので、そこだけでも読んでよね。
以前にも社会主義国であるキューバはアメリカと仲たがいをしていてハーレーが輸入できず、
キューバ革命(1959年)以前に輸入されたものを直して大切に乗っている…
というコラムを書いています(→コラム「傷だらけのハーレー」)。
それだけではなかったんですね。
新聞記事に出てくる「プジョー5008」は3列シート・7人乗りのミニバンで、
ニホンでも300万円程度で買えるものですので、キューバでの価格の法外さがよく分かります。
働いても働いても車すら買えないなんて。
社会主義国といっても一部に偏りはあるものの、経済や文化、教育といった点では先進国に引けをとらないのに、
車はぜいたく品のようです。
ニホンなんて車を家庭に普及させるために軽自動車の規格を作り、誰もが車を安く手に入れられるようにしたのと対照的ですね。
車を自由に操り、好きなところへ出かけられる喜びを知らない人たちがいる。
それを思うと、自分の悩み事なんて些細(ささい)なことではないかと感じずにはいられませんでした。
参考資料:京都新聞 2014年9月12日付朝刊