上り勾配100%
↑こういう標識がありますね。
「この先勾配(こうばい)あり」です。
「購買」ではありません。そういや中学や高校の購買部で焼きそばパンをよく買ったなぁ〜(懐)。
傾斜のきつい坂道がありますよ、の注意喚起です。
それが上り坂だと速度低下や失速予防のため、下り坂だとスピードの出すぎの予防のため…。
排気量の小さいバイクで走ってるときにキツい上り勾配の標識に出くわすと表情がゆがみます。
エンジンがうなり声をあげて必死で上ってるのが可哀想で。
運転している僕は後続車に突かれて身が狭いですし。
(→レポート「祝・LEAD、本州脱出!」)
ところで、この勾配の「%」は何を指してるかご存じでしょうか。免許を持ってる方ならご存じですよね?
一応書いとくと、「高低差を距離で割った割合」を指しています。これを数学で表すと、「tanθ」ですね。
みんな大好き三角関数♪ グハ!(゜o゜(☆○=(-_-
)ゲシッ
ホンマのこと言うてるのに殴られるなんて、なんでやねん! ヽ(`Д´)ノ
なので、最初に紹介した標識の 購買 勾配10%だと、距離100mで高低差が10mということになります。
昔の車のカタログの仕様表には、このtanθが書かれていました。
急な上り坂の踏破能力が、そのまま車の性能に繋がるからです。
それを理解していた方はどのくらいいたのやら。
現在の車は性能が大きく向上し、上り勾配20%の激坂でも普通に走れちゃいますので、tanθを書くことはなくなったようですが。
良かったですね〜、サイン・コサイン・タンジェントで高校数学を脱落した皆さん (*´艸)(
艸`*)ププッ
では、現在の車は、どのくらいの坂まで上り切れるのでしょう。
「大阪モビリティショー2023・第12回大阪モーターショー」(長)で見せつけられました。
この大きなトラック。
三菱が用意した、坂道の踏破能力を見せるパフォーマンスのための車両でして。
後ろから見るとこんな風になってます。
車を運搬するキャリアカーを改造したんやろうと勝手に思ってます。
さすがの三菱もパフォーマンスのためだけに専用車を作ることはしまい(多分)。
見るからにすごい坂です。
それもそのはず、最上部は勾配100%、つまり距離100mで高度が100m増す、
tanθ=1の
上り坂です。
こんなん、おれやったら這ってでも登れへんわ!
ところが、やってくれました。
三菱デリカD5は!
これ、助手席等に来場者を乗せて体験乗車させてくれるイベントでして。
一気に坂を上り切る様に度肝を抜かれました。
RVワゴンであるデリカのオフロード走破性能が折り紙付きなのは知ってましたが、これほどまでとは。
さすが三菱の顔だけあります。
その辺のヘッポコ乗用車やったら途中で上れなくなるか、ずり落ちることでしょう。
ちまたで流行っている なんちゃってSUVにもやらせて恥をかかせてみたい(笑)。