Xデーは2040年




フランスとイギリスの政府が立て続けに、
2040年に、ガソリンエンジン車、ディーゼルエンジン車の国内での販売を禁止すると発表しました。


大気汚染が酷く、環境保護が理由のようで、脱・石油、脱・内燃機関に向かうことが確実になりました。




実際、車の内燃機関による単位重量あたりの輸送エネルギー効率は他の乗り物と比較しても、
ブッチギリで悪いんですよね。

街中を走っている多くの車はせいぜい1〜2人しか乗ってないないんですもん。
ほとんど空気を運んでいるようなものなのに、それでいて燃料をバンバン焚いてるんやから非効率といわざるを得ませんわ。


この規制によると、日本の自動車メーカーが得意としているハイブリッド車(HV)もアカンのやろうなぁと。




そういうわけで、これからの20年余の猶予期間の間に、
車は電気自動車(EV)などにシフトしていくのでしょう。
そして、両政府は2050年には国内の車の大多数をEVにしたい、とのこと。




ま、乗用車は日産・LEAFのようにEVが実用化しているので良しとして、
長距離・大量輸送をになうトラックやバスは対応させるのが大変やろうなぁ。
この際、架線を引いてトロリーバスにしちゃうか?(笑)


それと、バイクはどうなるのでしょう。まさか例外でエンジン搭載OK…とは考えにくいですし。



時代の流れとはいえ、1880年代に競うようにしてガソリンエンジンを作り上げたダイムラーやベンツが聞いたら悲しむやろうなぁ。
(→コラム「ダイムラーもベンツもエライ!」)




参考資料:2017年7月27日付 京都新聞、朝日新聞、読売新聞それぞれ朝刊



注:
フランスとイギリスがこのようなことを言い出したのは、
ガソリンエンジンの技術で先を行くニホンとドイツに追いつけないから…という専らの噂。