3万kmのジンクス
気に入ったバイクや車、いつまでも大事にしたい気持ちってありますよね。
でも、しょせん機械モノ。いつかは壊れてしまいます。
壊れない機械なんてあったら、どんなにいいだろうとつくづく思います。
いや、壊れるからこそ、より大切にするのでしょうけどね。
僕も以前に乗っていた400ccの「相棒」だって、いつまでも走ってくれると信じて止みませんでしたからね。
学生時代、月5万円程度のバイト代を「相棒」の維持につっ込んでいましたし。
でも、エンジンが壊れてしまい廃車になってしまいました。
どんなに大事にしても「寿命」は必ず来るのだと、寂しく思ったものです。
大抵の方は、
・車検だから売っちゃおうとか、
・3年ごとに新車に乗り換えられる「Fシス●ム」を使ったりとか、
・走行距離や年数ががかさんできたからとか、
・飽きたから
などなどの理由で、手放してしまい、
「寿命」まで乗ることって、あんまり無いでしょう。
寿命以前に年数や走行距離が多いと、やはり機械モノ、故障も多くなります。
「相棒」も晩年は直しても直しても故障して 泣かされましたから。
そんなバイクや車って、どのくらい持つのでしょうか?
車なら、日本車なら手入れ次第で 40年、40万kmは持つといわれています。
天皇陛下の乗る皇族専用・超高級車「ニッサン・プリンス・ロイヤル」は
高齢車のため、公式行事では使わないでくれとメーカーのニッサンが忠告しました。
この車の車齢は30数年。スゴい!
でも、走行距離はたったの6万kmとのことです。
大型トラックなら100万km走っても大丈夫なほど、耐久性に優れています。
元トラック乗りの同僚が言ってました。
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↑などは別にして、
実用的に車やバイクを使っていると、急に調子が悪くなったりする、ある時期を迎えます。
車やバイクのジンクスです。
僕が考えるこれらのジンクスは、 ・車(乗用車)なら10年、10万km ・いわゆる「単車」なら、4万km ・原付なら、3万km ぐらいでしょうか。 人間で言うなら「還暦」ぐらいかな。 |
この辺りの距離や年数を超えて走ってるバイク・車の数が極端に少なくなります。
機会があったら、街中で止まってるこれらの車などのメーターを見てください。
大抵、距離を走ってません。
次々と乗り換えていってるからだと考えると、不景気の割に日本人ってカネ持ってるやん、と見ることも出来ます。
まぁ、それはいいとして、そのジンクスを乗り越えて更に大事に乗り続けていく気があるなら、
大がかりなお手入れをしてやりましょう。
車や、いわゆる「単車」に乗りなら、僕に言われるまでも無くしっかりメンテナンスされてるでしょうけど、原付はどうでしょうか。
きっと雨ざらしで、エンジン・マフラーは爆音を立て、走りはヨタヨタ、ブレーキは効かない…。
これではかわいそうです。きっと病んでいます。
ぜひバイク屋さんに入院させて、復活させましょう。
我が家で大活躍のLEADは6歳半で走行3万km弱。(2004年3月現在)
ぼちぼち入院させるかなと思っていた矢先、
LEADで出かけていた母親が道の真ん中でバイクが動かなくなるトラブルに見舞われました。
そこでバイク屋さんに緊急入院。
結果、後輪のベアリングに不都合があり、交換してもらうとバッチリ走るようになりましたが、
バイク屋さんのお気遣いでVベルトとプーリーも交換してくれました。
(注)Vベルト・プーリーとは自転車にたとえると、チェーンとリアのギアに相当します。
すると、それまでは全体にモタついたLEADの走りが鋭くなり、
アクセルを全開にしなくてもメーターを振り切るほど元気になりました。
どうなってるんや、これが3万km近く走ってる原付だとは思えないほどでしたから、投資した甲斐があったというものです。
ひがな原チャをゲタ代わりにしている皆さん、
「ジンクス」を感じたらバイク屋さんでリフレッシュしてもらってはいかがですか?
損はしませんよ。